「外国人はもはやフランスに投資したがらない。これはうまく機能していない」

カール・ラガーフェルド(画像はイメージです)
  • 1933年9月10日~2019年2月19日(85歳没)
  • ドイツ出身
  • ファッションデザイナー、写真家、シャネルおよびフェンディのクリエイティブディレクター

英文

“Foreigners don’t want to invest any more in France – and this is not working.”

日本語訳

「外国人はもはやフランスに投資したがらない。これはうまく機能していない」

出典

出典不詳(編集中)

解説

この言葉が示しているのは、文化的誇りと経済的現実のずれに対する苛立ちである。国が過去の栄光や内向きの規範に固執すると、外部からの関与や資本が流れ込みにくくなり、結果として活力を失う。ここでは、閉じた自己満足よりも、外からの視線と参加によって更新される社会のほうが健全だという価値観が示されているのである。

この感覚は、グローバル化が国家の枠組みを揺さぶった二十世紀後半の文脈と結びついている。その中でカール・ラガーフェルドは、文化と産業が国境を越えて結びつく現実を前提に活動し、国内志向の硬直が創造と経済の両方を損なうことを実感していた。開かれた市場と文化的交流こそが、国の魅力を保つ条件だったのである。

現代においてこの言葉は、啓蒙思想が構想した国際的な公共性を想起させる。国家は自己完結する単位ではなく、他者との交換と批評の中で自らを更新する存在である。外部の視線を拒むことは主権の表現ではなく、むしろ停滞の兆候であり、自由で活力ある社会は常に外からの関与に開かれていなければならないのである。

「カール・ラガーフェルド」の前後の引用


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