「私は羊に率いられたライオンの軍隊を恐れない。しかし、ライオンに率いられた羊の軍隊を恐れる」
- 紀元前356年7月20日~紀元前323年6月10日
- マケドニア出身
- マケドニア王
- 広大な帝国を築き、ヘレニズム文化を広めた
英文
“I am not afraid of an army of lions led by a sheep; I am afraid of an army of sheep led by a lion.”
日本語訳
「私は羊に率いられたライオンの軍隊を恐れない。しかし、ライオンに率いられた羊の軍隊を恐れる」
解説
この言葉は、リーダーシップの重要性を強調した名言として広く知られている。アレクサンドロス大王は、自身の軍事指導力とカリスマ性によって数々の勝利を収めた人物であり、軍の士気や結束が指導者の質に大きく依存することを熟知していた。この発言は、強力なリーダーがいかにして組織全体の能力を引き上げるかを象徴している。
「ライオンに率いられた羊」という比喩は、平凡な兵士であっても、優れたリーダーの下で団結し、驚異的な力を発揮できることを示している。一方で、「羊に率いられたライオン」は、どれほど個々の力が強くても、リーダーが無能であればその力が発揮されないことを指している。この言葉は、リーダーが組織の運命を左右する存在であるという現実を鮮やかに描いている。
現代では、この名言は組織運営やリーダーシップにおける教訓としてよく引用される。ビジネスや政治、スポーツなどの分野においても、リーダーの質がチームや集団の成功を決定づける。正しい指導者の選択が、個人や集団の可能性を引き出す鍵であることをこの言葉は教えている。アレクサンドロス自身が、平凡な兵士たちを鍛え上げ、大帝国を築いた実績は、この言葉の真実性を裏付けている。
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