「保守派は、人生をうまくやっていくための主要な手段として政治を信じていない。だからこそ、左派の人々のようにそこにエネルギーを注ぎ込もうとはあまりしないのだ」

- 1947年11月14日~2022年2月15日(74歳没)
- アメリカ合衆国出身
- 政治風刺作家、ジャーナリスト、ユーモリスト
英文
“Conservatives really don’t believe in politics as the primary instrument of getting along in life and therefore don’t tend to put their energy into it a way people left of center do.”
日本語訳
「保守派は、人生をうまくやっていくための主要な手段として政治を信じていない。だからこそ、左派の人々のようにそこにエネルギーを注ぎ込もうとはあまりしないのだ」
解説
この名言は、保守派とリベラル(左派)の政治観の根本的な違いを指摘し、それが行動様式にも影響を及ぼしていることを説明している。P・J・オロークは、保守派が政府や政治の役割を限定的に捉えているため、政治そのものに過剰な情熱を注がないという姿勢を明快に述べている。
左派は、政治を通じて社会の構造を変えたり、公平性や平等を実現したりすることに重きを置く傾向がある。一方、保守派は、個人の努力や自立、民間の力を重視し、政治はできるだけ介入すべきでないという立場をとる。そのため、社会のすべてを政治的手段で解決しようとする意欲は左派のほうが強く、行動力や情熱においても差が生まれる。
この名言は、政治的信条だけでなく、人生哲学そのものの違いが、政治参加の形に現れるという洞察を与えている。オロークはこの言葉を通して、政治に対する態度の違いが単なる「好み」ではなく、根源的な価値観の反映であることを示し、現代の政治的分断の構造をシンプルに理解させる視点を提供している。
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