「私は4歳のときでさえ、自分には声があると常に思っていたのです」

オノ・ヨーコ
オノ・ヨーコ
  • 1933年2月18日~
  • 日本出身(後にアメリカ合衆国に帰化)
  • 前衛芸術家、音楽家、平和活動家、「ジョン・レノンの妻」

英文

”I must say that I always thought I had a voice, even when I was 4 years old.”

日本語訳

「私は4歳のときでさえ、自分には声があると常に思っていたのです」

解説

この言葉は、オノ・ヨーコが幼少期から自己表現への自覚を持っていたことを示している。ここでいう「声」とは単なる発声のことではなく、自分の存在を表す手段芸術的表現の源泉を意味していると解釈できる。彼女は幼い頃から、言葉や歌を通じて自分を世界に示す感覚を持っていたのである。

背景には、裕福な家庭に生まれ、幼少期から音楽教育を受けた環境がある。彼女は早くからクラシック音楽や詩に親しみ、それが後の前衛的な声の表現や音楽活動につながった。また、戦争や疎開の体験も彼女に「声を持つこと」の重要性を刻み込んだと考えられる。

現代的な視点で見れば、この言葉は「誰もが幼い頃から固有の声=自己表現を持っている」という普遍的な真理を示唆している。多くの人は成長の過程でその声を抑え込んでしまうが、オノはそれを守り抜き、芸術家として発揮し続けた。彼女の言葉は、私たちに自分の内なる声を信じ、育てる大切さを思い出させるのである。

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