「私は50年以上にわたってミニマルかつコンセプチュアルな芸術家として知られてきました。自分自身はあまり変わっていないと思います」

オノ・ヨーコ
オノ・ヨーコ
  • 1933年2月18日~
  • 日本出身(後にアメリカ合衆国に帰化)
  • 前衛芸術家、音楽家、平和活動家、「ジョン・レノンの妻」

英文

”I have been known as the minimal and conceptual artist for over five decades. I think I haven’t changed much.”

日本語訳

「私は50年以上にわたってミニマルかつコンセプチュアルな芸術家として知られてきました。自分自身はあまり変わっていないと思います」

解説

この言葉は、オノ・ヨーコが自らの芸術的アイデンティティの一貫性を語ったものである。ミニマルアートやコンセプチュアルアートは、余分な装飾を排し、アイデアや概念そのものを作品とする芸術運動であり、彼女はその代表的な存在として国際的に認知されてきた。半世紀以上にわたりその評価が続いていることは、彼女の活動の一貫性と影響力を物語っている。

オノ・ヨーコは初期の前衛的なインスタレーションやパフォーマンスから、ジョン・レノンとの平和活動、そしてその後の個人制作に至るまで、表現の形式は変わっても核となる思想は揺るがなかった。その思想とは、芸術を通じて人々に問いを投げかけ、現実を再考させることである。この発言からは、自らの歩んできた道への確信と誇りが感じられる。

現代においても、芸術家にとって「変わらないこと」と「進化すること」のバランスは重要な課題である。オノ・ヨーコのように根本の理念を保ちながら時代と対話を続ける姿勢は、クリエイターにとって大きな指針となる。彼女の言葉は、変化の激しい時代においても、自分の核を守ることの価値を示しているのである。

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