「私はずっと書いてきました。9歳頃から日記をつけていて、それをくれた男性は店の向かいに住んでいて、祖母の書類が失われたときにもそれを守ってくれました。私はいくつかの随筆も書いていました。詩が好きで、今でもそうですが、その頃は本当に、本当に大好きでした」

- 1928年4月4日~2014年5月28日(86歳没)
- アメリカ合衆国出身
- 詩人、作家、歌手、舞台俳優、公民権運動活動家
英文
”I’ve always written. There’s a journal which I kept from about 9 years old. The man who gave it to me lived across the street from the store and kept it when my grandmother’s papers were destroyed. I’d written some essays. I loved poetry, still do. But I really, really loved it then.”
日本語訳
「私はずっと書いてきました。9歳頃から日記をつけていて、それをくれた男性は店の向かいに住んでいて、祖母の書類が失われたときにもそれを守ってくれました。私はいくつかの随筆も書いていました。詩が好きで、今でもそうですが、その頃は本当に、本当に大好きでした」
解説
この言葉は、マヤ・アンジェロウの幼少期からの書くことへの情熱を示している。彼女は9歳のころから日記をつけ、詩や随筆を書くことで自己表現を続けていた。その記録が、祖母の所持品が失われた中でも守られていたという事実は、彼女の言葉の芽生えが早くから大切にされていたことを物語っている。
アンジェロウにとって、詩や文章は単なる趣味ではなく、人生を支える基盤であった。差別や困難に直面したときも、言葉は自己を守り、他者とつながる手段となった。幼い頃から「本当に、本当に好きだった」と強調するほどの詩への愛着は、後の詩人・作家としての活動の原点である。
現代に生きる私たちにとっても、この言葉は示唆的である。子どもの頃からの情熱や記録は、やがて大きな人生の軸となる可能性を秘めている。アンジェロウの言葉は、幼い日の小さな習慣や愛着が、一生を貫く力となることを教えているのである。
感想はコメント欄へ
この名言に触れて、あなたの感想や名言に関する話などを是非コメント欄に書いてみませんか?