「拒食症の少女は1パーセントにも満たないが、フランスでは――イングランドは知らないが――30パーセント以上の少女が非常に、非常に太りすぎである。それははるかに危険で、健康にとって非常に悪い」

カール・ラガーフェルド(画像はイメージです)
  • 1933年9月10日~2019年2月19日(85歳没)
  • ドイツ出身
  • ファッションデザイナー、写真家、シャネルおよびフェンディのクリエイティブディレクター

英文

“There are less than 1 per cent of anorexic girls, but there more than 30 per cent of girls in France – I don’t know about England – that are much, much overweight. And it is much more dangerous and very bad for the health.”

日本語訳

「拒食症の少女は1パーセントにも満たないが、フランスでは――イングランドは知らないが――30パーセント以上の少女が非常に、非常に太りすぎである。それははるかに危険で、健康にとって非常に悪い」

出典

出典不詳(編集中)

解説

この言葉が意図しているのは、社会がどの問題を拡大し、どの問題を見えなくしているかという偏りへの批判である。極端な少数の事例が注目を集める一方で、より広範に存在するリスクが十分に語られないという構図が示され、ここでは数と影響の不均衡が問われている。健康の議論が感情やイメージに左右されると、現実の規模が歪められるという認識が根底にある。

この感覚は、メディアと身体イメージが強く結びついた時代の文脈と結びついている。カール・ラガーフェルドが発言した環境では、細さをめぐる道徳的パニックがしばしば報道を支配し、より広い生活習慣の問題が背景に退いていた。そのため、議論の焦点を数量と影響へ引き戻す言い方が、挑発的な形で選ばれていたのである。

現代においてこの言葉は、自由と理性の関係を照らす。啓蒙思想が求めたのは、恐怖や印象ではなく、事実と比較に基づいて公共の判断を行う姿勢である。身体をめぐる規範や政策を考える際にも、どの問題がどれほどの人に影響しているのかを冷静に見ることが、個人の選択と社会の議論の双方を支える理性的な自由の条件となるのである。

「カール・ラガーフェルド」の前後の引用


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