「私は犬が好きだが、犬は田舎で飼うべきものである。街中で犬を散歩させることはできない」

カール・ラガーフェルド(画像はイメージです)
  • 1933年9月10日~2019年2月19日(85歳没)
  • ドイツ出身
  • ファッションデザイナー、写真家、シャネルおよびフェンディのクリエイティブディレクター

英文

“I love dogs, but dogs, you have to be in the country with dogs. I cannot walk a dog on the street.”

日本語訳

「私は犬が好きだが、犬は田舎で飼うべきものである。街中で犬を散歩させることはできない」

出典

出典不詳(編集中)

解説

この言葉が意図しているのは、愛情と適切さを切り分ける感覚である。好きであることと、それをどこでどう実現するかは別問題であり、犬という存在にとってふさわしい環境を考えることが真の配慮だという視点が示されている。ここでは感情よりも状況に即した判断が優先されているのである。

この感覚は、都市化が進んだ社会における生活様式の変化と結びついている。カール・ラガーフェルドが暮らした大都市の文化環境では、空間と時間が高度に管理され、動物と人間の共生の形も制約を受けていた。そのため、愛することと所有することを一致させない態度が、責任ある選択として現れていたのである。

現代においてこの言葉は、自由と倫理の関係を映し出す。欲望をそのまま満たすのではなく、対象の条件や幸福を考慮して行動を制限することは、啓蒙思想が説いた理性的自律に通じる。犬を好きでも飼わないという決断は、他者の存在を尊重する自由の形であり、感情を統治する規律として意味を持つのである。

「カール・ラガーフェルド」の前後の引用


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