「ロックンロールに別の名前をつけるとしたら、それは“チャック・ベリー”になるかもしれない」

ジョン・レノンの名言・格言・警句(画像はイメージです)
ジョン・レノンの名言・格言・警句(画像はイメージです)
  • 1940年10月9日~1980年12月8日
  • イギリス出身
  • ミュージシャン、作詞作曲家、平和活動家

英文

“If you tried to give rock and roll another name, you might call it ‘Chuck Berry’.”

日本語訳

「ロックンロールに別の名前をつけるとしたら、それは“チャック・ベリー”になるかもしれない」

解説

この言葉は、チャック・ベリーという存在がロックンロールそのものを象徴しているという、ジョン・レノンによる最大級の賛辞である。ベリーは1950年代から活躍したギタリスト兼シンガーソングライターであり、ロックンロールのスタイルや精神、演奏法を確立したパイオニアであった。レノンは、その音楽的貢献と影響力があまりにも大きいために、ロックというジャンル自体と彼の名が同義になり得ると語っている。

この発言は、ビートルズ自身がアメリカのブラック・ミュージック、特にリズム・アンド・ブルースやロカビリーに大きく影響を受けていたことの表れでもある。チャック・ベリーは「Johnny B. Goode」などの名曲を通して、若者文化、自由、反骨精神の象徴としてロックの原型を形作った。レノンはその功績を深く理解しており、自らのルーツに対して敬意を表す意図でこの言葉を残したと考えられる。

現代においても、ロックンロールの歴史を語る際にチャック・ベリーの名を抜きにすることはできない。この発言は、音楽ジャンルの本質や精神が、特定の人物の創造力や影響力に宿ることがあるという事実を浮き彫りにする。音楽の源流に敬意を払い、その遺産を継承することの重要性を説く一言として、今なお響きを持つ。

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