「自由を守り続ける唯一の確かな砦は、国民の利益を保護できるほど強い政府と、その政府に対して主権を維持するだけの強さと十分な知識を持つ国民である」
- 1882年1月30日~1945年4月12日
- アメリカ出身
- 政治家
- 【成果】
- アメリカ合衆国の大統領として、ニューディール政策で大恐慌からの経済復興を進めた
- 第二次世界大戦で連合国を勝利に導いた
- 【批判】
- 日本への強硬政策が真珠湾攻撃を誘発した
- 日本人に対する人種差別的感情を背景に日系人の強制収容政策を推し進めた
- 原子爆弾の開発計画であるマンハッタン計画を推進した
英文
“The only sure bulwark of continuing liberty is a government strong enough to protect the interests of the people, and a people strong enough and well enough informed to maintain its sovereign control over the government.”
日本語訳
「自由を守り続ける唯一の確かな砦は、国民の利益を保護できるほど強い政府と、その政府に対して主権を維持するだけの強さと十分な知識を持つ国民である」
解説
この言葉は、フランクリン・ルーズベルトが政府と国民のバランスに基づいた自由の維持について述べたものである。彼は、政府が国民を守る力を持つことと、国民が政府を監視し、民主的に統制する力を持つことの両方が、継続的な自由の実現に不可欠であると強調している。この名言は、権力の集中や専制を防ぎながら、社会の安定を保つ重要性を説いている。
現代では、この言葉は民主主義の持続可能性に対する重要な警告として捉えられている。情報化社会において、国民が十分な情報を持ち、政府の行動を評価し、必要であれば修正を求めることができる環境が不可欠である。例えば、選挙における市民の関与や政府の透明性の確保は、自由な社会を維持するための基本的な条件といえる。
また、この名言は、市民が教育や情報にアクセスできる環境を整備することの重要性も示している。知識を持った国民は、政府の権力乱用を防ぎ、公正で責任ある統治を促進する力を持つ。ルーズベルトのこの言葉は、自由を維持するためには、政府と国民の間で相互に責任を果たすことが不可欠であるという普遍的な教訓を提供している。
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