「仕事とは愛が目に見える形になったものである。もし愛ではなく嫌悪だけで働くのなら、仕事を離れ、神殿の門に座って、喜びをもって働く人々から施しを受けるほうがよい」

- 1883年1月6日~1931年4月10日(48歳没)
- レバノン出身
- 詩人、作家、画家、『預言者』の著者
英文
“Work is love made visible. And if you cannot work with love but only with distaste, it is better that you should leave your work and sit at the gate of the temple and take alms of those who work with joy.”
日本語訳
「仕事とは愛が目に見える形になったものである。もし愛ではなく嫌悪だけで働くのなら、仕事を離れ、神殿の門に座って、喜びをもって働く人々から施しを受けるほうがよい」
出典
出典不詳(編集中)
解説
この言葉が意図しているのは、労働を単なる生計の手段ではなく、自己の内なる愛や関心が世界に向かって現れる行為として捉える価値観である。仕事に込められた態度は、そのまま世界との関係の質を決め、嫌々行う労働は周囲にも自分自身にも荒れた痕跡を残す。ここでは、働くことが人格の表現であり、愛の有無がその価値を左右すると示されている。
この言葉が語られた背景には、機械化と分業によって労働が疎外されていく近代社会の状況がある。その中でハリール・ジブラーンは、労働を魂から切り離された苦役にするのではなく、内面の充実を外界に刻む創造的行為として取り戻そうとしたのである。彼にとって仕事とは、人が世界に自分の意味を与える宗教的な実践でもあった。
現代においてこの言葉は、成果や効率だけで働くことへの根本的な問いを投げかける。啓蒙思想が重んじた主体的な行為や、勤労倫理が説いた職業的誠実さは、外的報酬ではなく内的な意味づけによって支えられていた。自己形成の過程で、自分の仕事にどのような態度を持つかが、自由と規律を結びつけ、生の価値を形づくるのである。
「ハリール・ジブラーン」の前後の引用
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