「私の子ども時代は果てしなかった。八歳から十八歳までが何百年にも感じられた」

カール・ラガーフェルド(画像はイメージです)
  • 1933年9月10日~2019年2月19日(85歳没)
  • ドイツ出身
  • ファッションデザイナー、写真家、シャネルおよびフェンディのクリエイティブディレクター

英文

“My childhood was endless – from eight to 18 felt like hundreds of years.”

日本語訳

「私の子ども時代は果てしなかった。八歳から十八歳までが何百年にも感じられた」

出典

出典不詳(編集中)

解説

この言葉が示しているのは、時間が主観的な経験によって伸び縮みするという感覚である。子ども時代は世界がまだ定まらず、すべてが新しく、ひとつひとつの出来事が重く長く感じられる。ここでは、成長の過程そのものが密度の高い存在経験として記憶されているのである。

この感覚は、戦争や社会の断絶を経験した世代の時間意識とも結びついている。その文脈でカール・ラガーフェルドは、不安定で予測できない世界の中で、日々の変化と観察を通じて自己を形づくる長い内部時間を生きていた。暦の上の年月よりも、内面の経験の量が人生の長さを決めていたのである。

現代においてこの言葉は、啓蒙思想が重んじた経験と自己形成の関係を想起させる。人は時間をただ消費するのではなく、経験によってそれを意味あるものに変える。退屈や停滞ではなく、密度の高い経験を積み重ねることが、主観的な生を豊かで長いものにする条件なのである。

「カール・ラガーフェルド」の前後の引用


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