「iPodは、人々が音楽に向き合うやり方を完全に変えた」

カール・ラガーフェルド(画像はイメージです)
  • 1933年9月10日~2019年2月19日(85歳没)
  • ドイツ出身
  • ファッションデザイナー、写真家、シャネルおよびフェンディのクリエイティブディレクター

英文

“The iPod completely changed the way people approach music.”

日本語訳

「iPodは、人々が音楽に向き合うやり方を完全に変えた」

出典

出典不詳(編集中)

解説

この言葉が意図しているのは、技術が感性の構造そのものを作り替える力を持つという認識である。音楽はもはや特定の場所や装置に縛られず、個人の時間と身体に直接結びつくものとなり、聴くという行為が私的で流動的な経験へと変化した。ここでは道具が文化の形式を再編する主体として捉えられているのである。

この感覚は、デジタル化と携帯性が文化消費を変容させた時代背景と結びついている。カール・ラガーフェルドが活動した環境では、音楽は共有の場から個人のポケットへと移動し、スタイルや気分に応じて自在に切り替えられるものになった。その変化は、聴覚の経験をもファッションのように可変的なものへと変えたのである。

現代においてこの言葉は、自由と自己形成の新しい形を示している。啓蒙思想が個人の判断を重んじたように、音楽をいつどこでどう聴くかを自分で決められることは、感性の自律を意味する。技術は単なる便利さではなく、主体が自分の世界を編成し直すための自由の装置として機能しているのである。

「カール・ラガーフェルド」の前後の引用


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