「私の母校は本であり、良い図書館であった…私は人生の残りを読書に費やし、ただ自分の好奇心を満たすだけで満足できるだろう」

マルコム・X(画像はイメージです)
マルコム・X(画像はイメージです)
  • 1925年5月19日~1965年2月21日(39歳没)
  • アメリカ合衆国出身
  • 黒人解放運動家、公民権活動家

英文

”My Alma mater was books, a good library… I could spend the rest of my life reading, just satisfying my curiosity.”

日本語訳

「私の母校は本であり、良い図書館であった…私は人生の残りを読書に費やし、ただ自分の好奇心を満たすだけで満足できるだろう」

解説

この言葉は、マルコム・Xが独学と知識の力を強調した発言である。彼は刑務所での読書を通じて自らの世界観を広げ、思想的基盤を築いたことで知られている。ここで語られる「母校」は実際の学校ではなく、書物と図書館そのものであり、教育を受ける場としての本の重要性を象徴している。

背景には、彼の教育環境の制約がある。マルコム・Xは若くして正式な学校教育から離れ、犯罪や獄中生活を経験したが、その中で本に出会い、文字通り人生を変える学びを得た。彼にとって読書は、単なる知識の習得ではなく、自己形成と解放の手段であった。

現代においてもこの言葉は強い意味を持つ。インターネットの普及により知識へのアクセスが容易になったとはいえ、主体的に学ぶ姿勢がなければ真の教養には至らない。図書館や書籍は依然として知的成長の基盤であり、好奇心に従った読書は人生を豊かにする。マルコム・Xの言葉は、教育機会に恵まれなくても自己教育によって道を切り開けるという普遍的な希望を示している。

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