「ゲリラ戦は大衆の戦争、すなわち人民の戦争であることを強調することが重要だ。ゲリラ部隊は武装した核であり、人民の戦闘の先駆者だ。その偉大な力は人民自身の大衆から引き出される」
- 1928年6月14日~1967年10月9日
- アルゼンチン出身
- 革命家、医師、作家、政治家
- キューバ革命を成功に導き、国際的な反帝国主義の象徴として知られている
英文
“It is important to emphasize that guerrilla warfare is a war of the masses, a war of the people. The guerrilla band is an armed nucleus, the fighting vanguard of the people. It draws its great force from the mass of the people themselves.”
日本語訳
「ゲリラ戦は大衆の戦争、すなわち人民の戦争であることを強調することが重要だ。ゲリラ部隊は武装した核であり、人民の戦闘の先駆者だ。その偉大な力は人民自身の大衆から引き出される」
解説
この言葉は、ゲリラ戦の本質を明確に述べたものであり、革命は人民の支持なくして成立し得ないというゲバラの思想を反映している。彼にとって、ゲリラ戦は単なる戦術ではなく、人民の意志と力に基づく社会変革の手段であった。この言葉から、ゲリラ部隊は孤立した軍事集団ではなく、民衆の支持を基盤として存在するものであることが強調されている。
ゲバラの実践したキューバ革命では、この原則が具体化された。彼は、農民や労働者の支持を得ることで、ゲリラ戦の戦力を補強し、最終的な勝利へと繋げた。この過程では、武器や戦術だけでなく、民衆の生活向上への取り組みや信頼の構築が重要な要素となった。ゲバラは、ゲリラ戦を人民との連携なしに成功させることは不可能だと認識していた。
現代においても、この言葉は社会運動や改革の成功条件を示している。どれほど革新的なアイデアや戦略があっても、それが大衆の支持と関与を得られなければ持続可能な変革にはならない。たとえば、市民運動やグラスルーツの活動では、このような大衆との結びつきが鍵となる。この言葉は、リーダーシップや運動において、基盤となる人々の声を大切にする重要性を改めて思い起こさせるものだ。
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