「哲学は驚嘆から生じるゆえに、哲学者は神話や詩的な物語を愛する者であるべきである。詩人と哲学者は、共に驚きに満ちた存在である」

- 1225年頃~1274年3月7日
- シチリア王国(イタリア)出身
- 神学者、哲学者
- スコラ学の代表的存在であり、代表作『神学大全』を通じて、カトリック教会の教義と理性の関係を体系化した
英文
“Because philosophy arises from awe, a philosopher is bound in his way to be a lover of myths and poetic fables. Poets and philosophers are alike in being big with wonder.”
日本語訳
「哲学は驚嘆から生じるゆえに、哲学者は神話や詩的な物語を愛する者であるべきである。詩人と哲学者は、共に驚きに満ちた存在である」
解説
この言葉は、アクィナスが哲学と詩、そして驚きの感情について述べたものである。彼は、哲学の起源は驚嘆にあるとし、哲学者は神話や詩的な物語に惹かれるべきだと考えた。哲学者と詩人の共通点は、未知や神秘に対する深い驚きや感動を持ち続けることであり、その驚きが真理を探求する原動力となる。
現代においても、哲学や文学は人間の本質や宇宙の神秘について探究する手段とされている。未知や神秘に対する感動は、科学や哲学の発展に欠かせないものであり、新たな発見や解釈を生み出す基盤となっている。アクィナスの言葉は、論理的思考だけでなく、驚きや感動を大切にする姿勢が、深い知識や洞察を生むものであることを示している。
日常生活においても、この教えは好奇心と感動の重要性を示している。例えば、日常の出来事や自然の美しさに目を向け、そこに驚きや感動を感じることで、人生の意味や価値が深まる。哲学や詩が持つ感動と探求心を大切にすることで、日常生活に豊かさと広がりをもたらすことができる。
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