「人の救いには三つのことが必要である。それは、信じるべきことを知ること、望むべきことを知ること、そして為すべきことを知ることである」
- 1225年頃~1274年3月7日
- シチリア王国(イタリア)出身
- 神学者、哲学者
- スコラ学の代表的存在であり、代表作『神学大全』を通じて、カトリック教会の教義と理性の関係を体系化した
英文
“Three things are necessary for the salvation of man: to know what he ought to believe; to know what he ought to desire; and to know what he ought to do.”
日本語訳
「人の救いには三つのことが必要である。それは、信じるべきことを知ること、望むべきことを知ること、そして為すべきことを知ることである」
解説
この言葉は、人の救済に対するアクィナスの深い洞察を表している。彼は人が「信じるべきこと」を知ることで、揺るがぬ精神的な指針を持つことができると説く。何を信じるべきかを理解することは、人生において確固たる目的意識をもたらし、不安や迷いを克服する助けとなる。
次に「望むべきこと」を知ることの重要性である。何を求め、どんな価値観を抱くべきかを認識することは、生き方の方向性を決定する。現代においても、正しい望みや目標を持つことは、自身の成長や他者への貢献につながるため、日々の行動を支える大切な基盤となる。
最後に「為すべきこと」を知るという点で、具体的な行動が人生の充実に不可欠であると指摘している。どんな信仰や価値観を抱いても、それを行動に移さなければ意味がない。現在の生活の中で実践することで、自己の成長と他者への影響が広がり、救いへと導かれる道が開かれる。
感想はコメント欄へ
この名言に触れて、あなたの感想や名言に関する話などを是非コメント欄に書いてみませんか?
申し込む
0 Comments
最も古い