「教会を無謬の指導者として受け入れる人は、教会が教えることをすべて信じるだろう」
![トマス・アクィナス](https://note.lv73.net/wp-content/uploads/2024/11/St-thomas-aquinas-512.webp)
- 1225年頃~1274年3月7日
- シチリア王国(イタリア)出身
- 神学者、哲学者
- スコラ学の代表的存在であり、代表作『神学大全』を通じて、カトリック教会の教義と理性の関係を体系化した
英文
“Clearly the person who accepts the Church as an infallible guide will believe whatever the Church teaches.”
日本語訳
「教会を無謬の指導者として受け入れる人は、教会が教えることをすべて信じるだろう」
解説
この言葉は、アクィナスが教会の教義に対する信仰とその従順さについて述べたものである。彼は、教会を無謬(過ちのない)な存在として信頼する人は、教会が提供する教えをすべて真実として受け入れると考えた。この立場は、教会が信仰者にとって絶対的な権威であり、その教えが誤りなく真実であるとする信念に基づいている。
現代においては、信仰者の間でも個々の解釈や意見が存在することが多く、教会の教義に対しても批判的な視点や異なる理解が表れることがある。それでも、アクィナスの言葉は、教会の権威を認め、その教えを無条件に信じることが信仰の一つの形であることを示している。信仰と権威に対する従順という考え方は、信仰共同体の一体性や連帯感を保つためにも重要とされる。
日常生活においても、この教えは信頼する指導者や教えに対する姿勢を考えるきっかけとなる。信頼を置く存在や価値観に従うことで、迷いや疑いが少なくなり、心が安定しやすくなることがある。自身の信念や価値観に基づいて指導や教えを信じるかどうかを決めることは、信仰や人生の選択においても大切な指針となる。
感想はコメント欄へ
この名言に触れて、あなたの感想や名言に関する話などを是非コメント欄に書いてみませんか?
申し込む
0 Comments
最も古い