ムハンマド・アリー・ジンナー

ムハンマド・アリー・ジンナー(画像はイメージです)
ムハンマド・アリー・ジンナー(画像はイメージです)
  • 1876年12月25日~1948年9月11日(71歳没)
  • パキスタン出身
  • 政治家、弁護士、パキスタン建国の父、初代総督

人物像と評価

ムハンマド・アリー・ジンナー(Muhammad Ali Jinnah)は、インド独立運動において重要な役割を果たし、パキスタン建国の父と称される政治指導者である。

もともとはヒンドゥー教徒とムスリムの協調を唱え、全インド国民会議派で活動したが、次第にムスリムの権益保護を重視するようになり、全インド・ムスリム連盟の指導者となった。

彼は「二民族理論」を掲げ、ヒンドゥーとムスリムは異なる民族としてそれぞれの国家を持つべきだと主張し、最終的に1947年のインド分離独立を実現させた。

一方で、パキスタン成立は大規模な宗教対立と難民の悲劇を伴い、数百万規模の犠牲者を生んだことから、その功績は複雑な評価を受ける。

また国家の方向性を示す前に病没したため、彼の理想と現実の間には大きな乖離が残った。

それでもジンナーは、パキスタンの国民的象徴として今なお深い敬意を集めている。

名言

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