レオナルド・ダ・ヴィンチの名言・格言・警句80+選

レオナルド・ダ・ヴィンチ
レオナルド・ダ・ヴィンチの名言
  • 1452年4月15日~1519年5月2日
  • イタリア出身
  • 万能人(画家、彫刻家、建築家、発明家、科学者など)
  • 絵画「モナ・リザ」や「最後の晩餐」をはじめとする芸術作品の制作、さらに「飛行機の設計図」や「解剖学の研究」などの科学や工学における先駆的なアイデアも多く残した

レオナルド・ダ・ヴィンチの思想は、知識と行動の結びつき、そして自然への深い尊敬に根ざしている。彼は単なる知識の獲得にとどまらず、実際にその知識を適用し、行動を通じて真の理解を得ることを重要視した。自然は法則に基づき、無駄がなく、美しさと合理性を兼ね備えた存在であり、ダ・ヴィンチは自然から学ぶことが真の知識への道であると考えていた。彼の観察力と探究心は、生物や物理現象の仕組みを明らかにしようとする彼の多岐にわたる研究に表れている。

また、ダ・ヴィンチは、人生は目的を持って充実したものにするべきであり、その中で芸術と科学の統合が重要だと信じていた。彼は作品を通じて、知識と経験を活用して理想を追求することで、生命を豊かにすることを目指した。人間の感覚と理性を活かし、真実の探求を続けることで、自然の一部として自らを理解し、充実した生涯を築くべきだと説いている。

  1. 「人間には三つの種類がある。見る人、見せられて初めて見る人、そして決して見ない人だ」
  2. 「鉄は使われないと錆び、停滞した水はその清浄さを失う…同じように、無為は心の活力を奪ってしまう」
  3. 「私は、困難に直面しても微笑むことができ、苦悩から力を得て、反省によって勇気を育むことができる人々を愛する。弱き者は身を縮めるが、心が堅く、良心が自らの行いを認める者は、死をも恐れずに信念を貫くだろう」
  4. 「自然はすべての真の知識の源である。自然には独自の論理と法則があり、原因なしに結果を生じず、必要性なしに発明はない」
  5. 「沈黙ほど権威を強化するものはない」
  6. 「学ぶことは決して心を疲れさせない」
  7. 「人が受ける最大の欺瞞は、自分自身の意見から来るものである」
  8. 「涙は心から出るものであって、脳から出るものではない」
  9. 「充実した一日が幸せな眠りをもたらすように、充実した人生は幸せな死をもたらす」
  10. 「私は行動することの緊急性に感銘を受けた。知っているだけでは不十分であり、それを適用しなければならない。意志があるだけでは不十分であり、実行しなければならない」
  11. 「人間の足は工学の傑作であり、芸術作品である」
  12. 「私は生きる方法を学んでいると思っていたが、実際には死ぬ方法を学んでいた」
  13. 「芸術は決して完成しない。ただ、放棄されるだけだ」
  14. 「なぜ目は、目覚めている時の想像よりも、夢の中でより鮮明に物を見るのか?」
  15. 「時間は、それを活用する者にとっては十分に長い」
  16. 「最も高貴な喜びは、理解することの喜びである」
  17. 「師を超えない弟子は貧しいものである」
  18. 「私たちの知識はすべて、感覚から生じている」
  19. 「私の仕事があるべき品質に達しなかったため、私は神と人類を裏切ってしまった」
  20. 「結婚とは、蛇の入った袋に手を入れて、ウナギを引き当てようとするようなものだ」
  21. 「高貴な天才たちは、ときに最も少ない労働の時に最も多くを成し遂げる。彼らの心はアイデアとその概念の完璧化に没頭しており、それを後で形にするからである」
  22. 「水はすべての自然の原動力である」
  23. 「影の始まりと終わりは光と闇の間にあり、それは無限に小さくなり、無限に大きくなる可能性がある。影は物体がその形を示す手段である。影がなければ、物体の形は詳細に理解されないだろう」
  24. 「科学は指揮官であり、実践は兵士である」
  25. 「理論を持たずに実践を愛する者は、舵もコンパスも持たずに船に乗り込む船員のようなもので、どこに流れ着くか分からない」
  26. 「叫び声があるところに、真の知識は存在しない」
  27. 「美しい身体は滅びるが、芸術作品は死なない」
  28. 「星に心を定めた者は、心を変えない」
  29. 「徳を蒔く者は、名誉を刈り取る」
  30. 「知的な情熱は官能を追い出す」
  31. 「最も小さな猫も傑作である」
  32. 「一日で金持ちになりたいと思う者は、一年で絞首刑にされるだろう」
  33. 「人間の巧妙さは、自然が創り出すものほど美しく、単純で、直接的な発明を生み出すことは決してできない。なぜなら、自然の発明には何も欠けておらず、何も余計なものがないからである」
  34. 「食欲のないまま食べる食事が退屈な栄養補給であるように、熱意のない学びは、吸収したものを消化せずに記憶を損なう」
  35. 「すべての行動には、動機が必要である」
  36. 「盲目的な無知は私たちを誤らせる。ああ!哀れな人々よ、目を開けよ!」
  37. 「人間の鳥は初めての飛行を行い、世界を驚嘆させ、彼の名声であらゆる書物を満たし、彼が生まれた巣に永遠の栄光をもたらすだろう」
  38. 「抵抗するなら、始まりのうちの方が終わりよりも容易である」
  39. 「すべての人は常に地球の表面の中央にいて、自らの半球の天頂の下にあり、地球の中心の上にいる」
  40. 「善良な人々の自然な欲求は知識である」
  41. 「精神が手と共に働かないところに、芸術は存在しない」
  42. 「我々の命は他者の死によって成り立っている」
  43. 「絵画は視覚の10の属性すべてに関わる。それらは、闇、光、固さ、色、形、位置、距離、近さ、動き、そして静止である」
  44. 「川の中であなたが触れる水は、過ぎ去ったものの最後であり、これから来るものの最初である。時間も同様である」
  45. 「人々は、何も感じ取らない者たちに話しかける。目を開いていても何も見えず、話しかけても答えは返らない。耳を持っていながら何も聞かない者を崇拝し、見えない者のために灯火をともす」
  46. 「充実した人生は長い」
  47. 「権威に訴えて議論をする者は、自らの知性を使っているのではなく、単に記憶を使っているに過ぎない」
  48. 「医学とは、不調和な要素を回復させることであり、病気とは、生体内に注ぎ込まれた要素の不調和である」
  49. 「自分自身に対する支配よりも大きくも小さくもない支配はない」
  50. 「物事の真実こそが、優れた知性にとっての主要な養分である」
  51. 「高い才能を持つ人々は、最も少ない作業をしている時に最も活発である」
  52. 「自然はこれほどまでに多様性を愛し、豊かにあふれているため、木々の間に全く同じ植物は一つも見つからない。植物だけでなく、枝や葉、果実の間でも、全く同じものは一つとして存在しない」
  53. 「分裂した王国が滅びるように、多くの学問に分散された心は混乱し、自らを衰弱させる」
  54. 「言葉で終わる知識は、生まれたときと同じ速さで消えてしまう。書かれた言葉を除いて。それは知識の機械的な部分だからである」
  55. 「現代の作品よりも古代の作品を模倣する方が良い」
  56. 「誠に、偉大な愛は愛する対象に対する深い知識から生まれる。もしそれをほとんど知らないなら、わずかにしか、あるいは全く愛することができないだろう」
  57. 「経験は過ちを犯さない。過ちを犯すのは、経験にその力を超えたものを期待するあなたの判断である」
  58. 「自然は理論から始まり経験で終わるが、私たちはその逆を行う必要がある。つまり、経験から始め、そこから理論を探求していくべきである」
  59. 「四つの力がある。記憶と知性、欲望と貪欲である。最初の二つは精神的なもので、残りは感覚的なものである。三つの感覚、視覚、聴覚、嗅覚は防ぐことが難しく、触覚と味覚は全く防ぐことができない」
  60. 「自然は決して自らの法則を破らない」
  61. 「善良な人は生まれつき知りたがるものだ。しかし、多くの人々はこの仕事を無駄なものと呼ぶだろう… 彼らは物質的な富以外には何も望まず、知恵という心の糧であり、唯一の真の富を全く持たない」
  62. 「私がハゲワシについてこれほどまでに深く関わることは、以前から運命づけられていたように思える。なぜなら、まだ揺りかごにいた幼い頃、ハゲワシが私のところに飛んできて、その尾で私の口を開き、何度か唇に打ちつけたという記憶があるのだ」
  63. 「私は常に、人類が空を飛ぶための機械を作ることが自分の運命だと感じてきた」
  64. 「必要性は自然の支配者であり導き手である。必要性は自然の主題であり、発明者であり、抑制者であり、永遠の法則である」
  65. 「腱、筋肉、腱の性質に精通した画家は、四肢に動きを与える際に、どの腱が関与し、どの筋肉が膨張してその腱を収縮させるかをよく知っている。そして、薄い軟骨に広がったどの腱が、その筋肉を囲み支えているかも知っている」
  66. 「感覚は地上のものであり、理性はそれらから離れて静観する」
  67. 「メディチ家は私を創り、私を滅ぼした」
  68. 「理解していないものを称賛するのも悪いが、非難するのはさらに悪い」
  69. 「人間と動物は、実際には食物の運び手であり、動物の墓場であり、死の宿泊所であり、消費する覆いである。他者の死によって命を得る存在である」
  70. 「勇気が命を危険にさらすように、恐怖は命を守る」
  71. 「常識とは、他の感覚から与えられたものを判断するものである」
  72. 「ただ実践と目に頼って絵を描く画家は、その存在を意識することなく、目の前に置かれたものを映し出す鏡のようなものである」
  73. 「人間の身体を動物の身体と比較した場合、感覚器官が鈍く、より粗雑であることがわかった。したがって、感覚の能力を受け取るための精巧な器具や広い空間が少ないのだ」
  74. 「絵画における遠近法の区分は3つある。1つ目は不透明な物体の大きさの縮小、2つ目はその物体の輪郭の縮小および消失、3つ目は長距離での色の縮小および消失である」
  75. 「絵を描くことに興味や愛情を持ちながらも、才能がない者は多い。そしてそれは、勤勉でなく、陰影をつけて絵を仕上げない少年たちに見て取れるだろう」
  76. 「どれほど多くの皇帝や王子たちが生き、死んでいったことだろう。そして彼らは皆、自分の名声が永遠に続くようにと領土や富を求めただけだった」
  77. 「鳥が空中で動く仕組みを理解するためには、まず風についての知識を得る必要がある。そしてその知識は、水の動きを通じて証明される。この知識を通じて、空と風の間で飛ぶ存在を理解するための一歩を踏み出すことができる」
  78. 「詩人は、目に見えるものの表現において画家に遠く及ばず、目に見えないものの表現においては音楽家に遠く及ばない」
  79. 「我々の身体は天に依存し、天は精神に依存する」
  80. 「筋肉の機能は引っ張ることであり、押すことではない。ただし、生殖器と舌は例外である」
  81. 「画家の心は鏡に似ていなければならない。鏡は映す物の色を常にそのまま取り込み、目の前にある物の数だけその像に完全に占められる」
  82. 「どんなに大きな物体でも、目から十分に遠ければ、近くにある小さな物体よりも小さく見える」
  83. 「重量、力、偶発的な衝動、そして抵抗は、すべての可視的な人間の行為がその存在と終わりを持つ四つの外的な力である」
  84. 「過去の知識と地球上の場所に関する知識は、人間の心の装飾であり糧である」
  85. 「精神は身体と共に留まることを望む。なぜなら、身体の有機的な器官がなければ、行動することも、何かを感じることもできないからである」
  86. 「人間の両腕を広げた長さは、その身長と等しい」
  87. 「勇気が命にとっての危険であるのと同じように、恐怖はその保護である」
  88. 「疑いなく、真実と虚偽の関係は、光と闇の関係と同じである」
  89. 「私は自分の時間を無駄にしてしまった」