「愛こそすべて」

- 1940年10月9日~1980年12月8日
- イギリス出身
- ミュージシャン、作詞作曲家、平和活動家
- ロックバンド「ザ・ビートルズ」の創設メンバーとして世界的な名声を得た。解散後もソロアーティストとして活動し、『Imagine』などの楽曲で反戦と平和を訴えた。音楽と社会運動の両面で20世紀の文化に大きな影響を与えた。
英文
“All you need is love.”
日本語訳
「愛こそすべて」
解説
この言葉は、1967年に発表されたビートルズの代表的な楽曲『All You Need Is Love』のタイトルであり、ジョン・レノンによる平和と共感の核心的なメッセージである。わずか一行のこのフレーズは、戦争、分断、物質主義に揺れる世界に対し、愛こそが最も本質的で普遍的な解決策であるという信念を極めてシンプルに表現している。
この曲は、当時の衛星中継による初の国際テレビ番組『Our World』で全世界に向けて披露され、国境を越えたメッセージとして瞬く間に広がった。ベトナム戦争が激化し、人種差別や社会不安が高まるなかで、レノンは「愛」という言葉が最も強く、最もやさしい武器であることを示した。これは、政治的主張ではなく、人類の心に直接訴えかける普遍的な真理としての訴えであった。
現代においても「All you need is love」は、争いの多い社会、孤立が深まる人間関係、分断の激しい国際社会において再び響く力を持っている。レノンのこの言葉は、愛は贈り物ではなく行為であり、誰もがそれを持ち寄ることで世界を変えうるという希望を与える。言葉の少なさゆえに伝わる、深く普遍的な真実がこの一言には込められている。
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