「大人の論説よりも、子供の予期せぬ質問から学ぶことが多いことがよくある」
- 1632年8月29日~1704年10月28日
- イングランド(イギリス)出身
- 哲学者、政治思想家
- 社会契約説や自然権思想を提唱し、イギリス経験論、自由主義の父と呼ばれ、近代民主主義の基礎を築いた
英文
“There is frequently more to be learned from the unexpected questions of a child than the discourses of men”
日本語訳
「大人の論説よりも、子供の予期せぬ質問から学ぶことが多いことがよくある」
解説
ジョン・ロックのこの言葉は、子供の視点から得られる学びの重要性を指摘している。子供は、大人には見過ごされがちな素朴で純粋な疑問を持ち、固定観念に縛られない視点を提供してくれる。そのため、予期せぬ質問は、時に大人が深い知見に気づくための貴重な契機となる。
現代でも、この考えは教育や科学の分野で重視されている。例えば、科学的な発見の多くは「なぜ」という基本的な問いから生まれている。子供のような純粋な好奇心が新たな視点をもたらし、革新的な発見や解決策につながることがある。また、教育の場においても、子供の質問を重んじることで、教える側が新たな学びを得る機会が生まれ、より良い指導が可能となる。
ロックの言葉は、私たちに柔軟な思考を持つことの重要性を教えている。大人が子供のような好奇心を大切にし、予期しない視点から物事を見る姿勢を持つことで、深い洞察を得られる可能性が高まる。このような学びの姿勢は、個人の成長だけでなく、社会全体の進歩にも寄与するものである。
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