「船乗りにとって、自分のロープの長さを知ることは大いに役立つ。それがすべての海の深さを測れないとしても」

ジョン・ロック
ジョン・ロックの名言
  • 1632年8月29日~1704年10月28日
  • イングランド(イギリス)出身
  • 哲学者、政治思想家
  • 社会契約説や自然権思想を提唱し、イギリス経験論、自由主義の父と呼ばれ、近代民主主義の基礎を築いた

英文

“It is of great use to the sailor to know the length of his line, though he cannot with it fathom all the depths of the ocean”

日本語訳

「船乗りにとって、自分のロープの長さを知ることは大いに役立つ。それがすべての海の深さを測れないとしても」

解説

このジョン・ロックの言葉は、自己の限界を知ることの重要性を教えている。ロックは、船乗りが自分のロープの長さを知ることが航海に役立つと述べており、これは人が自分の知識や能力の限界を理解することが役立つことを象徴している。すべてを知り尽くすことができなくても、今持っている能力を正確に理解することで、効果的にそれを活用できるという意味が込められている。

現代においても、この言葉は多くの場面で応用できる。たとえば、仕事や学業で、自分の得意分野や限界を把握しておくことは、無理なくスキルを活かし、成果を上げるために重要である。また、他者に頼るべき部分を認識することで、チームの力を借りながら物事を達成することができる。限界を知ることで、むしろ効率的な判断が可能となる。

ロックのこの言葉は、謙虚な自己認識を持つことの大切さを示している。すべてを理解しようとするのではなく、現時点での知識と能力を最大限に生かす姿勢が、成功への道を拓く。このような考え方は、成長と自己改善を追求する人々にとって、現実的で実践的なアプローチとして大いに有益である。

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