「アメリカのために戦い、命を捧げることにおいて、人種を理由に排除された者はいない。戦場の塹壕や墓地には、白人や有色人種の区別は存在しない」
- 1917年5月29日~1963年11月22日
- アメリカ出身
- 政治家
- 第35代アメリカ合衆国大統領としてキューバ危機を乗り切り核戦争を回避し、アポロ計画を推進してアメリカの宇宙探査の基礎を築いた
英文
“No one has been barred on account of his race from fighting or dying for America, there are no white or colored signs on the foxholes or graveyards of battle.”
日本語訳
「アメリカのために戦い、命を捧げることにおいて、人種を理由に排除された者はいない。戦場の塹壕や墓地には、白人や有色人種の区別は存在しない」
解説
この言葉は、戦場における平等性を訴えながら、アメリカ国内の人種差別に対する矛盾を指摘したメッセージである。戦争においては、すべての人種が同じ目的のために戦い、同じ犠牲を払っているにもかかわらず、日常生活では人種差別が根強く残る現状を暗に批判している。
ケネディのこの発言は、公民権運動が盛り上がる1960年代のアメリカにおいて、人種差別問題の解決に向けた彼の取り組みの一環として語られた。この言葉を通じて、平等な権利と待遇が戦場だけでなく、日常生活のすべてにおいて実現されるべきだという彼の信念が表れている。
現代でも、この名言は普遍的な意義を持つ。人種や性別、宗教を理由とした差別や不平等が問題視され続ける中、平等はすべての場面で尊重されるべきだというケネディのメッセージは、今日の社会においても強く響く。この言葉は、平等と正義の重要性を改めて考えさせる力強い呼びかけである。
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