「外国の戦争や絡み合いから自由であり続けようとする我々の国家的決意は、私たちが大切にしてきた理想や原則が脅かされるときに深い懸念を抱くことを妨げるものではない」
- 1882年1月30日~1945年4月12日
- アメリカ出身
- 政治家
- 【成果】
- アメリカ合衆国の大統領として、ニューディール政策で大恐慌からの経済復興を進めた
- 第二次世界大戦で連合国を勝利に導いた
- 【批判】
- 日本への強硬政策が真珠湾攻撃を誘発した
- 日本人に対する人種差別的感情を背景に日系人の強制収容政策を推し進めた
- 原子爆弾の開発計画であるマンハッタン計画を推進した
英文
“Our national determination to keep free of foreign wars and foreign entanglements cannot prevent us from feeling deep concern when ideals and principles that we have cherished are challenged.”
日本語訳
「外国の戦争や絡み合いから自由であり続けようとする我々の国家的決意は、私たちが大切にしてきた理想や原則が脅かされるときに深い懸念を抱くことを妨げるものではない」
解説
この言葉は、フランクリン・ルーズベルトがアメリカの外交政策、特に孤立主義とその限界について述べたものである。彼は、他国の戦争や紛争に直接関与しないというアメリカの方針を支持しながらも、世界の理想や原則が脅かされるときには無関心ではいられないという立場を示した。この名言は、孤立主義と国際的な責任のバランスを強調している。
現代では、この言葉は国際協力やグローバルな課題への関与の重要性を考えるうえで、重要な指針となる。気候変動や人権侵害、紛争といった課題は、単に他国の問題として片付けられるものではなく、共通の理想や原則を守るために国際社会全体で取り組む必要がある。この名言は、こうした状況での責任感と道徳的な立場を再認識させる。
さらに、この言葉は、個人の価値観にも通じる教訓を提供している。たとえ直接的な影響を受けない場合でも、他者の権利や基本的な価値が脅かされるときに声を上げることは、正義と倫理を守るために重要な行動である。ルーズベルトのこの言葉は、国家や個人がともに、理想や原則を守る責任を持つべきだという普遍的な教訓を伝えている。
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