「明日、私たち皆がどこにいようとも、ダイアナの死を悼む悲しみと、あまりにも短かった彼女の人生への感謝を共に表すことができるよう願っています。それは、英国という国が悲しみと敬意のもとに一つであることを、世界に示す機会なのです」

- 1926年4月21日~2022年9月8日
- イギリス出身
- イギリス女王
英文
“I hope that tomorrow we can all, wherever we are, join in expressing our grief at Diana’s loss, and gratitude for her all-too-short life. It is a chance to show to the whole world the British nation united in grief and respect.”
日本語訳
「明日、私たち皆がどこにいようとも、ダイアナの死を悼む悲しみと、あまりにも短かった彼女の人生への感謝を共に表すことができるよう願っています。それは、英国という国が悲しみと敬意のもとに一つであることを、世界に示す機会なのです」
解説
この発言は、エリザベス2世が1997年9月5日、ダイアナ元皇太子妃の葬儀の前夜に行った異例のテレビ演説の一部である。この時、王室は国民の深い悲しみに対して沈黙を守っていると批判されており、このメッセージは国民との絆を回復し、共に喪に服する姿勢を示すための極めて重要な表明であった。
ここで語られる「grief(悲しみ)」と「gratitude(感謝)」は、ダイアナという人物に対する二重の感情を表している。彼女の突然の死によってもたらされた深い悲しみと同時に、彼女が生前に示した慈愛と行動に対する心からの感謝が国民の間にあった。エリザベス2世はこの二つの感情を一つにまとめ、国家的な弔意と団結を促したのである。
この言葉は、悲しみを分かち合うことが社会的な癒やしと連帯を生み出す力を持つことを示している。また、「the British nation united in grief and respect(悲しみと敬意のもとに一つになった英国)」という表現は、王室と国民の間に再び信頼と理解が芽生える瞬間を象徴していた。このメッセージによって、女王は王室の沈黙を破り、真摯な共感と敬意をもって国民と向き合う姿勢を示したのである。
感想はコメント欄へ
この名言に触れて、あなたの感想や名言に関する話などを是非コメント欄に書いてみませんか?