「批評において、私は大胆であり、友にも敵にも厳格に、そして完全に公正であるつもりだ。この目的から私を揺るがすものは何もない」
- 1809年1月19日~1849年10月7日
- アメリカ出身
- 小説家、詩人、評論家
- ゴシック小説や探偵小説の先駆者として『黒猫』『アッシャー家の崩壊』『モルグ街の殺人』などを執筆した
英文
“In criticism I will be bold, and as sternly, absolutely just with friend and foe. From this purpose nothing shall turn me.”
日本語訳
「批評において、私は大胆であり、友にも敵にも厳格に、そして完全に公正であるつもりだ。この目的から私を揺るがすものは何もない」
解説
この言葉は、エドガー・アラン・ポーの批評家としての姿勢を明確に表している。ポーは批評の役割を単なる意見表明ではなく、公平性と厳密さを基盤とした正義の行為と捉えていた。友人や敵といった個人的な関係に左右されることなく、作品の価値を冷静かつ厳正に評価することを自らに課していたことが、この言葉からうかがえる。
この考え方は、批評だけでなく、現代のあらゆる評価行為にも適用できる。例えば、公正さが欠けた批評や評価は、信頼を損ねるだけでなく、創作者の成長を妨げることにつながる。ポーのこの言葉は、評価者としての責任を強調し、偏見や感情に流されない厳格さを持つことの重要性を教えている。
また、この名言は、批評が創作者と鑑賞者の間の橋渡し役を果たすべきであることをも示唆している。正直で厳正な批評は、創作者の改善に寄与するだけでなく、読者や観客が作品をより深く理解する助けとなる。ポーの批評に対するこの決意は、批評という行為の真の価値とその本質的な責任を示すものである。
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