「今の時代において世界が抱える最大の病は、人々が愛されていないと感じることだと思います。私はたとえ1分でも、30分でも、1日でも、1か月でも、愛を与えることができます。私はそれをすることに幸せを感じますし、そうしたいのです」

ダイアナ元妃の名言・格言・警句(画像はイメージです)
ダイアナ元妃の名言・格言・警句(画像はイメージです)
  • 1961年7月1日~1997年8月31日
  • イギリス出身
  • ウェールズ公妃、チャールズ皇太子の元妻、人道活動家

英文

“I think the biggest disease the world suffers from in this day and age is the disease of people feeling unloved. I know that I can give love for a minute, for half an hour, for a day, for a month, but I can give. I am very happy to do that, I want to do that.”

日本語訳

「今の時代において世界が抱える最大の病は、人々が愛されていないと感じることだと思います。私はたとえ1分でも、30分でも、1日でも、1か月でも、愛を与えることができます。私はそれをすることに幸せを感じますし、そうしたいのです」

解説

この言葉は、愛情の欠如が現代社会における最も深刻な苦しみであるというダイアナの確信と、それに対する自らの行動意志を強く表している。物質的な豊かさが進んでも、人々の心が満たされないまま孤立や虚無感に苦しんでいる現実に対し、彼女は「愛を与えること」は誰にでもできる、最も直接的で意味のある支援であると語っている。

注目すべきは、「たった1分でもいい」という表現に込められたメッセージである。それは、完璧な支援や長期的な関係でなくとも、ほんの短い優しさや気遣いでも人を癒す力があるという信念であり、ダイアナの慈善活動に通底する思想でもある。彼女は王室の地位に依存するのではなく、一人の人間として目の前の誰かに愛を届けることに誇りを感じていた

現代社会では、個人主義や競争の中で、人と人との関係が断片的になりがちである。この名言は、一人ひとりが「与えること」に意識を向けるだけで、誰かの心を救えるかもしれないという希望を与えてくれる与える愛に期限や完璧さは必要なく、その意志こそが最も尊い行動であるという、静かで力強い人道的メッセージが込められている。

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