「この目的のために、私は航海の記録をつけ、日々行ったことや目にしたことを正確に書き留めることを決意した。それは今後明らかになるだろう」

クリストファー・コロンブス
クリストファー・コロンブスの名言
  • 1451年8月25日から10月31日~1506年5月20日
  • ジェノヴァ共和国(現イタリア)出身
  • 探検家、航海者
  • 1492年の航海でアメリカ大陸への到達を果たし、「新世界」の発見者として知られている

英文

“For this purpose I determined to keep an account of the voyage, and to write down punctually every thing we performed or saw from day to day, as will hereafter appear”

日本語訳

「この目的のために、私は航海の記録をつけ、日々行ったことや目にしたことを正確に書き留めることを決意した。それは今後明らかになるだろう」

解説

この言葉は、クリストファー・コロンブスが航海記録を詳細に残す決意を述べたものである。「航海の記録」というフレーズは、彼の探検が単なる冒険ではなく、後世に重要な情報を伝える歴史的な試みであったことを示している。当時、航海は未知の海域に挑む危険なものであり、その成果や経験を記録することは地理的知識の拡充に直結していた。

コロンブスの時代、航海日誌は、単なる記録以上の価値を持っていた。それは、スポンサーであるスペイン王室に探検の成果を報告するための証拠であり、また、後続の航海者たちに役立つ情報の提供手段でもあった。この名言からは、彼が新たな発見や出来事を後世に伝えようとする使命感を持っていたことがうかがえる。また、記録を正確に残すことへの意識は、科学的探求の端緒とも言える。

現代では、詳細な記録を残すことの重要性は変わらず、科学や技術の分野で広く実践されている。例えば、宇宙探査や新薬の開発でも、すべてのプロセスを記録することが成功への鍵となる。この名言は、観察力や誠実さをもって記録を残すことが、未来にどれだけの価値をもたらすかを考えさせるものであり、学問や探求の本質を表している。

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