「私はぜひアメリカに行きたい。その偉大な国の産業的・経済的発展について多くを聞いており、自らの目で確かめたいと願っている」

蔣介石(画像はイメージです)
蔣介石(画像はイメージです)
  • 1887年10月31日~1975年4月5日(87歳没)
  • 中国(清国)出身
  • 軍人、政治家、中華民国総統

英文

”I should like very much to go to America. I have heard so much of the great industrial and economic development of that great land, and I wish to see things for myself.”

日本語訳

「私はぜひアメリカに行きたい。その偉大な国の産業的・経済的発展について多くを聞いており、自らの目で確かめたいと願っている」

解説

この言葉は、蔣介石がアメリカへの関心と憧れを率直に表したものである。彼はアメリカの産業力と経済力を高く評価し、その発展の実情を自ら体験的に理解したいと望んでいた。ここには、単なる外交的発言を超えた、近代化のモデルとしてのアメリカへの関心が示されている。

歴史的背景として、20世紀前半のアメリカは急速な産業発展を遂げ、世界の経済大国としての地位を確立していた。蔣は抗日戦争を戦う中で、アメリカからの経済的・軍事的援助を強く必要としており、その実力を直接確かめたいと考えた。この言葉は外交的配慮であると同時に、中国の近代化にアメリカの成功を参考にする意志を表していた。

現代的に見ても、この言葉は他国から学ぶ姿勢の重要性を示している。自国の発展のためには、外部の成功例を研究し、実際にその場に赴いて理解することが不可欠である。蔣介石の発言は、国際交流を通じて自国の未来を切り拓こうとする積極的姿勢を伝えているのである。

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