「万物の始まりの謎は私たちには解けない。そして少なくとも私は不可知論者として満足しなければならない」
- 1809年2月12日~1882年4月19日
- イングランド(イギリス)出身
- 自然学者、地質学者、生物学者
- 『種の起源』を著し、進化論と自然選択説を提唱した
英文
“The mystery of the beginning of all things is insoluble by us; and I for one must be content to remain an agnostic”
日本語訳
「万物の始まりの謎は私たちには解けない。そして少なくとも私は不可知論者として満足しなければならない」
解説
ダーウィンはこの言葉で、宇宙や生命の起源の神秘についての限界を認め、自身が不可知論的立場を取ることを述べている。彼は、科学が多くの謎を解明してきた一方で、万物の起源という根本的な問いに対しては決定的な答えを出すことが難しいと考えていた。この言葉は、科学の力とその限界を冷静に受け入れる姿勢を示している。
現代の科学でも、宇宙の起源や生命の誕生については多くの理論が提唱されているが、これらの問題には未解明の部分が多く残されている。ダーウィンの言葉は、謙虚な探究心を持つことの重要性を教えている。すべてを知ることができないと認めることは、科学的探究の過程において前向きな態度であり、さらなる研究の原動力となる。
また、この言葉は、信仰と科学の関係にも関係している。ダーウィンが自らを不可知論者と称したことで、科学と宗教の境界についての議論が広がった。この言葉は、知識の限界を受け入れながらも、探究を続けることの意義を強調しており、未知の分野に対する謙虚さと知的好奇心を保つべきだというメッセージを含んでいる。
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