C・S・ルイスの名言・格言・警句70+選

C・S・ルイス
C・S・ルイスの名言

画像のクレジット表示:Aronsyne,”Lewis, age 48″,CC BY-SA 4.0,C.S.-Lewis – C. S. Lewis – Simple English Wikipedia, the free encyclopedia

  • 1898年11月29日~1963年11月22日
  • アイルランド出身
  • 作家、学者
  • 『ナルニア国物語』シリーズや『キリスト教の詩学』など、多くの著作を通じてファンタジー文学と宗教思想に大きな影響を与えた
  1. 「エロスは裸の肉体を求めるが、友情は裸の人格を求める」
  2. 「私たちは皆、進歩を望む。しかし、もし間違った道を進んでいるなら、進歩とは方向転換して正しい道に戻ることを意味する。その場合、最も早く引き返した人が最も進歩的である」
  3. 「健全な無神論者であり続けたいと願う若者は、読書には十分に注意を払わなければならない」
  4. 「すべての悲しみの一部には、いわばその影または反映が含まれている。それは、ただ苦しむだけでなく、自分が苦しんでいるという事実を考え続けなければならないということである。私は終わりのない日々を悲しみの中で生きるだけでなく、悲しみの中で生きていることを考えながら毎日を生きている」
  5. 「文学や芸術においても、独創性を気にする者は決して独創的にはなれない。それよりも、ただ真実を語ろうとするならば(それが何度語られたかを少しも気にせずに)、十中八九、知らぬ間に独創的になっているだろう」
  6. 「悪魔たちの指導者、つまり独裁者であるサタンは、神の対極ではなく、ミカエルの対極である」
  7. 「私たちが生きているのは、すべての道が円の半径のように中央に向かって進み、長く歩けばやがて中心に到達するという世界ではない。それよりも、すべての道が数マイル進むごとに二手に分かれ、それがさらに二手に分かれ、そのたびに選択を迫られるという世界だ」
  8. 「真の喜びは、安定や繁栄とも、苦悩ともほとんど似ていないように思える」
  9. 「失敗、繰り返される失敗は、成功への道しるべである。人は失敗を通じて前進し、成功に向かう」
  10. 「歴史を読めば、現世で最も多くのことを成し遂げたキリスト者こそが、次の世界について最も深く考えた人々であったことがわかる。キリスト者が他の世界について考えることをやめたときから、この世界での影響力を失ってきた」
  11. 「すべてのものがそれぞれの方法で天上の真理を映し出していると私は思う。その中でも想像力は特にそうだ」
  12. 「謙虚さ、感謝、そして節制をもって食事をしたり、妻と共に横たわったり、眠りにつこうとする人は、キリスト教の基準では、プライドを抱えながらバッハを聴いたりプラトンを読んだりしている人よりも、はるかに高い状態にある」
  13. 「誰も、悲しみがこれほど恐怖に似たものだとは教えてくれなかった」
  14. 「人間は両生類である――半分は霊であり、半分は動物だ。霊としては永遠の世界に属し、動物としては時間の中に生きる」
  15. 「自分自身を探し求めれば、最終的には憎しみ、孤独、絶望、怒り、破滅、そして崩壊しか見つからないだろう。しかし、キリストを探し求めれば、キリストに出会うとともに、その他のすべても手に入るだろう」
  16. 「文学は現実に付加するものであり、単に現実を描写するだけのものではない。それは日々の生活が必要とし、提供する必要な能力を豊かにする。そしてこの点で、文学は私たちの人生がすでに砂漠と化してしまった部分に潤いを与える」
  17. 「退屈な人のために祈る方が、その人に会いに行くよりもはるかに簡単だ」
  18. 「私たちは、自分が信じている自分そのものになる」
  19. 「長く続く老齢が満たしている、いかに絶え間なく、そして大きな苦難であることか」
  20. 「私はキリスト教を信じる。それは、太陽が昇ったことを信じるのと同じだ。ただ見えるから信じるのではなく、それによって他のすべてが見えるからだ」
  21. 「常に、自分の意図を完全に明確に伝えられるように言葉を使い、文が他の意味に解釈されないようにすることを心がけなさい」
  22. 「私たちが人間の自然に対する力と呼ぶものは、結局のところ、一部の人間が他の人間に対して行使する力であり、その道具として自然が利用されているのだ」
  23. 「私は降伏し、神が神であることを認めた」
  24. 「歴史が始まるずっと前から、私たち男たちは女性とは離れて集まり、何かをしてきた。私たちには時間があった」
  25. 「この世界はあなたにそれほど親切だっただろうか、後ろ髪を引かれるほどに?私たちが後にするものよりも、前にあるものの方がずっと良い」
  26. 「弁証家としての働きほど、自分の信仰にとって危険なものはない。公の議論で成功裏に弁護した直後の教義ほど、私には幻のようで非現実的に感じられるものはない」
  27. 「天を目指せば地もついてくる。地を目指せば何も得られない」
  28. 「人類が地球から逃れ、その不正を他の場所に広げることがないように祈ろう」
  29. 「すべての専制の中で、被害者のために善意から行われる専制こそが、最も抑圧的かもしれない」
  30. 「手放していないものは、決して本当に自分のものにはならない」
  31. 「対象に対して過剰な言葉を使ってはいけない。『非常に』という意味で『無限に』と言ってはいけない。本当に無限について語りたいときに使う言葉がなくなってしまうからだ」
  32. 「中年期の退屈で単調な繁栄や困難の長い年月は、悪魔にとって絶好の活動日和である」
  33. 「キリスト教がもし偽りであれば、それは全く重要ではない。もし真実であれば、それは無限に重要である。唯一あり得ないのは、そこそこの重要性しか持たないということだ」
  34. 「イエス・キリストに忠実であるためには、私たちはキリスト教徒としての姿勢を示さなければならない」
  35. 「今、私が『自分』と呼んでいるものは、ほとんど人間らしいものではない。それは主に、さまざまな自然の力、欲望、恐れなどが交差する場にすぎない。それらの一部は先祖から受け継がれたものであり、一部は教育から、一部はおそらく悪魔から来ている。本来あるべき『自分』とは、自然ではなく神から生きる存在だ」
  36. 「喜びは天国の真剣な仕事である」
  37. 「友情は、哲学や芸術と同じように、必要不可欠なものではない。それは生存に直接的な価値を持たない。むしろ、それが生存に価値を与えるものの一つなのだ」
  38. 「私たちの人生における確かな、そして長続きする幸福のうち、十分の九は愛情によるものである」
  39. 「性別の間には、隠れていようと、あからさまであろうと、剣が横たわっている。それが完全な結婚によって和解されるまでは」
  40. 「これが愛の奇跡の一つだ。それは、自分自身の魅惑を見抜く力を与えながらも、その魅惑を失望に変えない」
  41. 「人が神を礼拝することを拒んだからといって、神の栄光を減じることはできない。それは、狂人が自分の牢獄の壁に『闇』と書いたところで太陽を消すことができないのと同じだ」
  42. 「神はご自身から離れた場所での幸福と平安を私たちに与えることはできない。それは存在しないからだ」
  43. 「理性は真実の自然な秩序である。しかし、想像力は意味を生み出す器官である」
  44. 「客観的価値への確固たる信念は、専制ではない規律や奴隷的ではない服従という考えそのものにとって必要不可欠である」
  45. 「卵が鳥になるのは難しいことかもしれない。しかし、卵のままで飛ぶ方法を学ぶのはもっとずっと難しい。私たちは今、卵のようなものだ。そして、いつまでもただの普通で立派な卵のままでいることはできない。私たちは孵化するか、腐るしかない」
  46. 「地獄への最も安全な道は緩やかな道だ。それは足元が柔らかく、急な曲がり角もなく、目印も里程標もない緩やかな坂道である」
  47. 「『ライオン』はすべて、雪の森で傘と荷物を持ったフォーンの絵から始まった。この絵は私が16歳の頃から頭の中にあった。そしてある日、40歳頃になって、こう思ったのだ。『これを元に物語を作ってみよう』と」
  48. 「真実を求めれば、最終的に慰めを得るかもしれない。だが、慰めを求めるなら、慰めも真実も得られない。最初は耳触りの良い言葉や希望的観測を得るだけで、最終的には絶望に至る」
  49. 「重々しく書く人もいれば、軽やかに書く人もいる。私は軽やかなアプローチを好む。それは、世の中には多くの偽りの敬虔さがあると信じているからだ。神聖な事柄に対する取り扱いに、過度の厳粛さや強い感情が多すぎる。聖なる口調で語りすぎるのだ」
  50. 「本当の問題は、なぜ敬虔で謙虚な信仰者が苦しむのかではなく、なぜ苦しまない者がいるのかということである」
  51. 「人間には二種類いる。神に向かって『御心のままに』と言う人々と、神から『よし、それなら好きなようにしなさい』と言われる人々だ」
  52. 「奇跡は、実際には自然の法則を破るものではない」
  53. 「人間が神が答えられないような質問をすることはできるだろうか?私は簡単だと思う。すべての無意味な質問は答えようがないからだ」
  54. 「誰もが気づいていることだが、すべてが順調なときに私たちの思いを神に向けることは非常に難しい… いわゆる『自分自身の人生』が快適である限り、私たちはそれを神に委ねることはしない。それならば、神が私たちのためにできることは、『自分自身の人生』を私たちにとって不快なものにし、見せかけの幸福の源を取り除くこと以外に何があるだろうか?」
  55. 「いつでも、長くて曖昧な言葉よりも、簡潔で直接的な言葉を選びなさい。約束を『実行する』のではなく、『守り』なさい」
  56. 「もし、私たちが動物を切り刻むのは、彼らがそれを防ぐ手段を持たず、生存競争において自分たちの側を支持しているからだという理由だけだとすれば、同じ理由で知的障害者、犯罪者、敵、あるいは資本家を切り刻むことも論理的だということになる」
  57. 「書くことは『欲望』のようなものだ。あるいは『かゆいところをかく』ようなものだ。書くという行為は非常に強い衝動の結果として現れる。そしてそれが現れたとき、少なくとも私にとっては、それを外に出さずにはいられない」
  58. 「勇気は単に美徳の一つではなく、すべての美徳が試されるときの形である」
  59. 「私にとっては、十分に大きな紅茶のカップも、十分に長い本も存在しない」
  60. 「本能に従えと言うのは、『人々に従え』と言うのと同じだ。人々がそれぞれ異なることを言うように、本能も異なることを主張する。本能同士は対立している… 本能の一つ一つは、それに耳を傾ければ、他のすべてを犠牲にしてでも満たされるべきだと主張するだろう」
  61. 「物語の中にいる擬人化された動物は、実際に視覚的に表現されると、常に滑稽さか悪夢に変わってしまう」
  62. 「原因の説明は、理性による正当化ではない」
  63. 「現代の教育者の仕事は、ジャングルを切り開くことではなく、砂漠に水を引くことである」
  64. 「時折、すべての快楽が喜びの代用品なのではないかと思うことがある」
  65. 「奇跡とは、世界全体に大きすぎて一部の人には見えない文字で書かれた同じ物語を、小さな文字で語り直したものである」
  66. 「この世界のどんな経験でも満たされない欲求を自分の中に見いだすなら、その最もあり得る説明は、私が別の世界のために作られたということだ」
  67. 「歴史は単に悪い人々が悪事を働く物語ではない。それと同じくらい、人々が善を行おうとした物語でもある。しかし、なぜか何かがうまくいかなくなる」
  68. 「未来とは、誰もが何をしていようと、どんな人であろうと、1時間に60分の速度で到達するものである」
  69. 「不安を感じることに罪悪感を覚え、それを信仰の欠陥とみなす人もいる。しかし、不安は苦しみであって罪ではない。すべての苦しみと同じように、それをそのように受け止めることができれば、それはキリストの受難における私たちの分け前となる」
  70. 「私は背が高く、太っていて、少し禿げており、顔は赤く、二重あごで、黒髪をしている。声は低く、読書用にメガネをかけている」
  71. 「赤道を例外とすれば、すべてのものにはどこかに始まりがある」
  72. 「『良い英語』とは、教養ある人々が話すものを指す。そのため、ある場所や時代で良いとされるものが、別の場所や時代ではそうではないかもしれない」
  73. 「厳粛さは教会ではふさわしいが、教会でふさわしいことが必ずしも教会外でもふさわしいわけではないし、その逆もまた然りである。たとえば、歯を磨きながら祈ることはできるが、それは教会で歯を磨くべきだという意味ではない」
  74. 「神以外に、創造されていない存在はない。神には対極となるものは存在しない」
  75. 「もし宇宙全体に意味がないのだとしたら、私たちはそれが意味を持たないことを知ることすらできなかっただろう。それはちょうど、宇宙に光がなく、したがって目を持つ生物もいない場合、暗闇という概念が存在し得ないのと同じだ。暗闇は意味を持たないだろう」
  76. 「キリストが死なれたとき、彼はあなた個人のために死なれた。それは、もしあなたがこの世にただ一人の人間だったとしても同じことだ」