「自分以上に愛や慈しみを受けるに値する人を宇宙のどこで探しても見つけることはできない。あなた自身も、宇宙の誰と同じくらい、自分の愛と慈しみを受けるにふさわしい存在である」

釈迦(ブッダ)
釈迦(ブッダ)の名言
  • 紀元前7世紀~紀元前5世紀
  • インド人
  • 宗教指導者、思想家
  • 仏教を創始し、人々に苦しみの原因とその解決方法を示した「四諦」や「八つの道」を教え、内面的な解放と悟りを目指す修行の道を広めた

英文

“You can search throughout the entire universe for someone who is more deserving of your love and affection than you are yourself, and that person is not to be found anywhere. You yourself, as much as anybody in the entire universe deserve your love and affection.”

日本語訳

「自分以上に愛や慈しみを受けるに値する人を宇宙のどこで探しても見つけることはできない。あなた自身も、宇宙の誰と同じくらい、自分の愛と慈しみを受けるにふさわしい存在である」

解説

自己への愛と慈しみの重要性を説くこの釈迦の教えは、自分自身を愛することの大切さを強調している。釈迦は、他人に与える愛情と同じくらい、あるいはそれ以上に自分自身を慈しむべきだと教えている。自己愛が欠けていると、自分に対する厳しい批判や低い自己評価に繋がりがちだが、この教えは、まず自分自身を大切にすることが幸福への道であると示している。自己への愛は、他者への思いやりや共感の基盤でもある。

現代における自己肯定と精神的な健康にも、この教えは深く関連している。現代社会では、他人と比較して自分を低く評価したり、過度に自己批判的になったりする傾向があるが、これは精神的な健康に悪影響を与える。釈迦の教えに基づいて、自分を慈しみ、自己を認めることができれば、他者との比較や不安が軽減され、心が安定する。自己愛を育てることで、他人との関係でも無理をせず、健全で調和の取れた姿勢を保つことができる。

自己への愛がもたらす豊かさも、この教えの核心である。釈迦の言葉が示すように、まず自分自身に愛を注ぐことができれば、他者への愛もより純粋で深いものとなる。自分を慈しむことで内面が満たされ、その満たされた心で他者にも愛を分け与えることができる。この教えは、自己肯定を通じて豊かで満ち足りた人生を築き、他者との健全な関係を築くために、自己愛が不可欠であることを伝えている。

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