「私が愛するものはすべて、あの門の向こうにある。ゾウやキリン、ワニ、あらゆる種類のトラやライオンがいる。そして、たくさんの子どもたちがバスに乗ってやって来る。そういうものを見たことがない病気の子どもたちが来て、楽しんでくれるんだ」

- 1958年8月29日~2009年6月25日
- アメリカ合衆国出身
- 歌手、作曲家、ダンサー、音楽プロデューサー
- 「キング・オブ・ポップ」と称され、『Thriller』『Billie Jean』『Beat It』など数々のヒット曲を生み出した。独創的なパフォーマンスとミュージックビデオで音楽界に革命を起こし、世界的なポップカルチャーの象徴として知られている。
英文
“Everything that I love is behind those gates. We have elephants, and giraffes, and crocodiles, and every kind of tigers and lions. And – and we have bus loads of kids, who don’t get to see those things. They come up sick children, and enjoy it.”
日本語訳
「私が愛するものはすべて、あの門の向こうにある。ゾウやキリン、ワニ、あらゆる種類のトラやライオンがいる。そして、たくさんの子どもたちがバスに乗ってやって来る。そういうものを見たことがない病気の子どもたちが来て、楽しんでくれるんだ」
解説
この言葉は、ネバーランド・ランチという夢のような空間に込められたマイケル・ジャクソンの愛情と理念を象徴している。彼は自身の所有する広大な土地に、動物園や遊園地を備え、重い病気を患う子どもたちや恵まれない環境の子どもたちを無償で招いていた。この言葉は、その空間が単なる私有地ではなく、癒やしと希望を提供する「子どもたちの楽園」であることを示している。
「私が愛するものはすべて、あの門の向こうにある」という表現は、ネバーランドが彼の心の拠り所であり、信念の体現でもあったことを語っている。特に「病気の子どもたちが楽しんでくれる」という一節には、彼の純粋な願い――苦しむ子どもたちに少しでも笑顔を与えたいという思いが強く表れている。
現代社会では、貧困や病気に苦しむ子どもたちが、自然や動物とのふれあい、遊びといった基本的な喜びにすらアクセスできない状況がある。この名言は、そうした現実に対して、力のある者がどう支援しうるかという理想的なモデルを提示している。マイケル・ジャクソンのネバーランドは、単なるファンタジーではなく、共感と奉仕に満ちた現実の場所であったという事実が、この言葉に凝縮されている。
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