「1963年にヘンリー・クーパーと戦うために初めてこの地に来て以来、俺はイングランドの人々を愛してきた」

- 1942年1月17日~2016年6月3日
- アメリカ合衆国出身
- プロボクサー、社会運動家、人道主義者
- ヘビー級チャンピオンとして活躍し、「蝶のように舞い、蜂のように刺す」の名言で知られる。リング外でも公民権運動や反戦活動に関わり、スポーツと社会正義の両面で世界的な影響を与えた。
英文
”Ever since I first came here in 1963 to fight Henry Cooper, I have loved the people of England.”
日本語訳
「1963年にヘンリー・クーパーと戦うために初めてこの地に来て以来、俺はイングランドの人々を愛してきた」
解説
この言葉は、モハメド・アリが1963年にイギリスのボクサー、ヘンリー・クーパーとの試合をきっかけにイングランドへの愛着を抱くようになったことを述べた名言である。アリはアメリカ国外でも高い人気と尊敬を集めた人物であり、この発言は彼が単なる外国人アスリートではなく、文化や人々とのつながりを大切にした人間であったことを示している。
1963年のヘンリー・クーパー戦は、アリ(当時カシアス・クレイ)にとって国際的な注目を集める試合のひとつであり、第4ラウンドにクーパーの左フックでダウンを喫しながらも、最終的に第5ラウンドで逆転勝利を収めたドラマチックな試合として知られている。この試合とその舞台であるイングランドは、アリにとって特別な記憶として残っており、それがこの温かい言葉に表れている。
この名言は、スポーツを通じて生まれる国境を超えた友情や敬意の象徴でもあり、アスリートが政治や文化の枠を越えて人々とつながる力を持つことを物語っている。アリのこの言葉は、戦いの場でありながら、人々の心と心を結ぶ舞台となったスポーツの価値を称える、感謝と親愛に満ちた名言である。
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