「世界には、自由世界と共産主義世界の間にある重大な問題が何であるかを本当に理解していない、あるいは理解していないふりをしている人々が多い。そういう人々にはベルリンに来てもらいたい!」

ジョン・F・ケネディ
ジョン・F・ケネディの名言
  • 1917年5月29日~1963年11月22日
  • アメリカ出身
  • 政治家
  • 第35代アメリカ合衆国大統領としてキューバ危機を乗り切り核戦争を回避し、アポロ計画を推進してアメリカの宇宙探査の基礎を築いた

英文

“There are many people in the world who really don’t understand—or say they don’t—what is the great issue between the free world and the Communist world. Let them come to Berlin!”

日本語訳

「世界には、自由世界と共産主義世界の間にある重大な問題が何であるかを本当に理解していない、あるいは理解していないふりをしている人々が多い。そういう人々にはベルリンに来てもらいたい!」

解説

この言葉は、冷戦時代における自由世界と共産主義世界の対立の象徴としてのベルリンの役割を強調している。ジョン・F・ケネディが1963年6月にベルリンで行った有名なスピーチ「Ich bin ein Berliner」の一部であり、ベルリンの壁を通じて世界に明確に示されたイデオロギーの対立を訴えている。

ケネディのこの発言の背景には、ベルリンが冷戦の焦点であったことがある。西ベルリンは自由世界の象徴であり、共産主義陣営である東ドイツに囲まれた孤立した都市であった。この状況は、自由の価値と共産主義の抑圧的な性質を明確に対比させるものだった。ケネディはベルリンの現状を目の当たりにすることで、自由と抑圧の間の戦いを理解できるはずだと強調した

現代において、この名言は、人々が抽象的な問題を実際の現場で理解する重要性を示している。理論や議論だけではなく、現実を直接見ることで本質を理解し、より深い共感を得ることができるという教訓を提供する。この言葉は、冷戦を超えた普遍的な真実を語り、対立や課題の現場を理解する重要性を思い起こさせるものである。

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