「正義はやがて終わりを迎える一時的なものであるが、良心は永遠であり、決して死ぬことはない」

マルティン・ルター
マルティン・ルターの名言
  • 1483年11月10日~1546年2月18日
  • 神聖ローマ帝国(ドイツ)出身
  • 宗教改革者、神学者
  • プロテスタント宗教改革を推進し、95ヶ条の提題を発表した

英文

“Justice is a temporary thing that must at last come to an end; but the conscience is eternal and will never die.”

日本語訳

「正義はやがて終わりを迎える一時的なものであるが、良心は永遠であり、決して死ぬことはない」

解説

この言葉は、正義と良心の本質的な違いを強調している。ルターは、正義が人間社会の制度や状況に左右される一時的なものである一方で、良心は永続的であり、個人の中で生き続けると考えている。正義は状況や時代に応じて変わるが、良心は人間の内面に根差しており、不変の道徳的な指針として機能するため、永遠の価値を持つとされる。

現代においても、この名言は社会的な正義と個人の倫理観の重要性を再認識させる。法律や制度が正義を定める一方で、良心は常に個人の内側から行動を導く役割を果たしている。たとえ社会の状況が変化しても、良心によって自分の行動を見つめ直し、正しい道を選ぶことができる。

さらに、この名言は、個人の倫理と自己責任についての洞察を示している。社会的な正義が一時的であるからこそ、各人が良心を持ち、それに従って行動することが大切である。良心は人間の精神的な基盤となり、人生の中での判断や行動の基準として機能する。ルターの言葉は、外的な正義が変わりうる一方で、良心を信頼し、それに基づいて生きることの価値を説いている。

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