「人は自分が発言することだけでなく、発言しないことにも責任がある」
- 1483年11月10日~1546年2月18日
- 神聖ローマ帝国(ドイツ)出身
- 宗教改革者、神学者
- プロテスタント宗教改革を推進し、95ヶ条の提題を発表した
英文
“You are not only responsible for what you say, but also for what you do not say.”
日本語訳
「人は自分が発言することだけでなく、発言しないことにも責任がある」
解説
この言葉は、沈黙と発言の責任についての洞察を示している。ルターは、発言しないことによっても影響を与えることがあり、その結果に対しても責任を持つべきであると考えている。何かを言うときにはもちろん責任が伴うが、必要なときに沈黙することで誤解や問題を生む場合もあり、その沈黙にも責任が生じることを強調している。
現代においても、この名言は自己の態度や行動における一貫性を求めている。例えば、不正や差別を目にしても何も言わないことで、暗黙のうちにそれを認めていると受け取られることがある。人々が勇気を持って意見を述べることで、より公正で健全な社会が築かれる。必要な場面で声を上げる責任が、発言と同様に重要であるとされる。
さらに、この名言は倫理的な自己意識の重要性も示している。言葉に限らず、行動や態度においても、沈黙を通して他者に影響を与えることがあり、その影響に対しても意識的であるべきだと示唆している。適切な場面で必要な発言をすることが、自己の信念と責任を示すものであり、社会に対する貢献にもつながる。
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