「無知は知識よりも頻繁に自信を生む。科学ではこの問題やあの問題が決して解決されないと断言するのは、深く知る者ではなく、わずかな知識しか持たない者である」
- 1809年2月12日~1882年4月19日
- イングランド(イギリス)出身
- 自然学者、地質学者、生物学者
- 『種の起源』を著し、進化論と自然選択説を提唱した
英文
“Ignorance more frequently begets confidence than does knowledge: it is those who know little, and not those who know much, who so positively assert that this or that problem will never be solved by science”
日本語訳
「無知は知識よりも頻繁に自信を生む。科学ではこの問題やあの問題が決して解決されないと断言するのは、深く知る者ではなく、わずかな知識しか持たない者である」
解説
ダーウィンはこの言葉で、無知と自信の関係についての洞察を示している。知識が少ない人ほど、自分の理解が完全だと思い込み、科学で解明できない問題があると断言しがちである。しかし、深い知識を持つ者は問題の複雑さを理解しているため、謙虚であり、未解明の問題が解決可能である可能性を見出そうとする。
現代においても、この言葉は情報過多な社会で一層重要である。インターネットやSNSによって多くの人が容易に情報にアクセスできる一方で、断片的な知識が確信を伴って拡散されることもある。ダーウィンの言葉は、真の知識は謙虚な態度と慎重さを伴うものであり、深く理解することがいかに重要かを教えている。
また、科学においても、この言葉は探究心を持つことの大切さを示唆している。たとえ解決が困難に見える問題であっても、科学の可能性を信じ、新しい発見や進展を模索し続けることが重要である。ダーウィンの言葉は、表面的な知識で満足せず、真の理解に向けて学び続ける姿勢を持つべきであることを私たちに教えている。
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