「私と同じように、ある主題に没頭しすぎることは、誰にとっても忌まわしい悪である」
- 1809年2月12日~1882年4月19日
- イングランド(イギリス)出身
- 自然学者、地質学者、生物学者
- 『種の起源』を著し、進化論と自然選択説を提唱した
英文
“It is a cursed evil to any man to become as absorbed in any subject as I am in mine”
日本語訳
「私と同じように、ある主題に没頭しすぎることは、誰にとっても忌まわしい悪である」
解説
ダーウィンはここで、没頭しすぎることの危険性について語っている。情熱を持って研究に励むことは素晴らしいが、それがあまりにも強い執着や依存に変わると、周囲や自分自身を顧みる余裕を失い、バランスを欠くようになる。自身の研究にのめり込んだダーウィンだからこそ、こうした注意喚起の意識を持っていたのだろう。
現代においても、仕事や趣味に没頭しすぎることが人間関係や健康に悪影響を与えることが少なくない。特にバランス感覚の喪失は、他の大切な価値や人間関係を犠牲にしやすくなる。ダーウィンの言葉は、情熱と健康な距離感の大切さを再認識させてくれる。
さらに、ダーウィンが「忌まわしい悪」とまで表現しているように、特定の物事に過度に執着することは、個人の自由や心の平穏を蝕む危険性がある。情熱を持ちながらも冷静さを保ち、自分と向き合うことが、真に豊かな人生を歩むための道であることをこの言葉は示唆している。
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