「群衆が偉人を求めるのは、その人物のためではなく、その影響力のためである。一方、偉人が群衆を受け入れるのは、虚栄心か必要性のためである」
![ナポレオン・ボナパルト](https://note.lv73.net/wp-content/uploads/2024/10/David_-_Napoleon_crossing_the_Alps_-_Malmaison1-512.webp)
- 1769年8月15日~1821年5月5日
- フランス出身
- フランスの軍人であり皇帝
- フランス革命後のヨーロッパを再編し、近代ヨーロッパにおける法制度の基盤を築いた
英文
“The herd seek out the great, not for their sake but for their influence; and the great welcome them out of vanity or need.”
日本語訳
「群衆が偉人を求めるのは、その人物のためではなく、その影響力のためである。一方、偉人が群衆を受け入れるのは、虚栄心か必要性のためである」
解説
この名言は、偉大な人物と大衆の関係についての冷徹な洞察を示している。ナポレオンは、大衆が偉人に接近する理由を自己利益に求め、逆に偉人が大衆を受け入れるのも純粋ではない動機によることが多いと見ていた。互いの関係は相互利用的なものであり、そこには人間の本質的な欲望や社会的なダイナミクスが反映されている。
現代でもこの考え方は、著名人やリーダーとその支持者との関係に当てはまる。政治家、セレブ、影響力のある人物たちは、その影響力を求める人々に囲まれながら、自らもその支持を必要とする。大衆とリーダーの関係は、しばしば理想や純粋な尊敬ではなく、相互の利益に基づくものである。
具体例として、政治家が支持者の票を必要とする一方、支持者がその政治家の政策や影響力を利用しようとする関係が挙げられる。この名言は、人間関係の現実と、その中に潜む利己的な動機を理解する重要性を教えていると言える。
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