「誰によって語られたものであっても、真実であるものはすべて、聖霊にその起源を持つ」

トマス・アクィナス
トマス・アクィナスの名言
  • 1225年頃~1274年3月7日
  • シチリア王国(イタリア)出身
  • 神学者、哲学者
  • スコラ学の代表的存在であり、代表作『神学大全』を通じて、カトリック教会の教義と理性の関係を体系化した

英文

“All that is true, by whomsoever it has been said, has its origin in the Spirit.”

日本語訳

「誰によって語られたものであっても、真実であるものはすべて、聖霊にその起源を持つ」

解説

この言葉は、アクィナスが真実の普遍性とその神聖な源泉について述べたものである。彼は、誰が語ったかに関係なく、すべての真実は神聖な聖霊から発せられると考えた。この考えは、真理が特定の人や思想に独占されるものではなく、あらゆる場所に普遍的に存在し、神聖な源から流れ出ているものであることを示している。

現代においても、この考え方は多様な知識や文化の価値を認める視点として重要である。さまざまな分野や人々が語る真実には、共通して神聖な価値があるという考えは、異なる背景を持つ人々や思想への理解と敬意を促す。アクィナスの言葉は、どのような言葉であっても、それが真実であるならば、神聖な意味を持ち、尊重すべきものであることを示唆している。

日常生活においても、この教えは真実への謙虚な姿勢を持つことの重要性を示している。例えば、異なる意見や立場の人々からも真実を学ぶことができると考え、広い視野で物事を受け入れることができる。どこにでも真実が宿りうると理解することで、深い知識と理解が得られ、人間関係や自己成長にもつながる。

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