「誰かを導くには、その人の手を取り、共に歩むことが必要である」
- 1225年頃~1274年3月7日
- シチリア王国(イタリア)出身
- 神学者、哲学者
- スコラ学の代表的存在であり、代表作『神学大全』を通じて、カトリック教会の教義と理性の関係を体系化した
英文
“To convert somebody go and take them by the hand and guide them.”
日本語訳
「誰かを導くには、その人の手を取り、共に歩むことが必要である」
解説
この言葉は、人を導くためのアプローチについてのアクィナスの考え方を示している。彼は、ただ説得するのではなく、相手と共に歩み、手を取って共感と理解の姿勢で接することが大切だと述べている。このような姿勢は、特に価値観や信念を共有する過程で重要であり、相手の成長や変化を助ける行動といえる。
現代においても、この言葉は教育や指導の場面で広く応用されている。ただ指示するだけでなく、相手に寄り添い、共に進むことが、効果的な導きとなることが多い。例えば、新しい知識を学ぶ学生や職場での新人に対しても、彼らの理解や成長に合わせたサポートが必要であり、単なる教え込みでは十分な成果が得られないことがある。
この考えは、日常生活の人間関係にも適用できる。親が子供に新しい価値観を伝える際や、友人に新しい考え方を伝えたい場合にも、共に時間を過ごし、支え合うことが効果的である。人を変えることは難しいが、共に歩む姿勢はその道のりを容易にする重要な鍵となる。
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