「もしかすると、責任を持って間違うよりも、無責任でも正しい方が良いのかもしれない」

ウィンストン・チャーチル
ウィンストン・チャーチルの名言
  • 1874年11月30日~1965年1月24日
  • イギリス出身
  • 政治家、陸軍軍人、作家
  • 第二次世界大戦中においてイギリスの首相として、連合国を勝利に導いた
  • インド独立反対など植民地支配を継続しようとした

英文

“Perhaps it is better to be irresponsible and right, than to be responsible and wrong.”

日本語訳

「もしかすると、責任を持って間違うよりも、無責任でも正しい方が良いのかもしれない」

解説

この名言は、正しさと責任の複雑な関係を示している。チャーチルは、責任ある立場で誤った判断をすることは、たとえその判断が責任感に基づくものであっても大きなリスクを伴い、結果的に害をもたらすことがあると考えている。一方で、無責任に見える行動でも、正しい選択がより良い結果をもたらす場合があるという逆説的な視点を提示している。

この言葉の背景には、リーダーシップにおける意思決定の重要性がある。チャーチルは、リーダーが責任感だけで決断するのではなく、何が正しいかを最優先に判断することが必要であると考えていた。彼は、正しさを犠牲にしてまで責任感を守ることが、最終的には組織や国民に不利益をもたらす可能性があると感じていたのだろう。

現代においても、この名言はリーダーとしての判断力と柔軟性についての洞察を与えている。組織やプロジェクトにおいて、必ずしも形式や責任感に固執せず、柔軟で正しい判断をすることが長期的な利益につながることが多い。チャーチルのこの言葉は、責任と正しさのバランスを考慮し、状況に応じて柔軟に対応することの重要性を教えており、リーダーシップにおける真の判断力の価値を示している。

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