「甘美な喜びの魂は、決して穢れることはない」

- 1757年11月28日~1827年8月12日(69歳没)
- イギリス出身
- 詩人、画家、銅版画職人、神秘主義思想家
英文
”The soul of sweet delight, can never be defiled.”
日本語訳
「甘美な喜びの魂は、決して穢れることはない」
解説
この言葉は、純粋な喜びの中にある魂の不可侵性を示している。ブレイクにとって「甘美な喜び」とは単なる享楽ではなく、生命や愛の本質に根ざした純粋な歓びを指す。それは外的な汚れや罪によって損なわれるものではなく、永遠に清らかで神聖なものである。
この思想は、彼の宗教観や芸術観と深く結びついている。当時の道徳観では欲望や快楽はしばしば堕落の源と見なされたが、ブレイクは逆に真の喜びは神聖であり、罪とは切り離されたものと考えた。彼の作品には、喜びや愛を神性の顕現として肯定する姿勢が一貫して見られる。
現代においても、この名言は重要な意味を持つ。快楽や喜びはしばしば誤解され、否定的に扱われることがあるが、純粋な喜びは人間を高め、穢すことなく心を解放する。ブレイクの言葉は、喜びの中に宿る精神的な清らかさを見失わず、人間の生における歓びの尊さを肯定する視点を与えている。
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