「アメリカに逆張りして得をした試しはない。我々は困難を乗り越えてきたが、必ずしも順風満帆だったわけではない」

- 1930年8月30日~
- アメリカ合衆国出身
- 投資家、実業家、慈善家
- 「オマハの賢人」と称され、長期的価値投資を実践して巨大投資会社バークシャー・ハサウェイを率いる。世界有数の富豪でありながら質素な生活を貫き、近年は資産の大部分を慈善活動に寄付することを誓っている。現代を代表する投資家として世界的に知られている。
英文
“It’s never paid to bet against America. We come through things, but it’s not always a smooth ride”
日本語訳
「アメリカに逆張りして得をした試しはない。我々は困難を乗り越えてきたが、必ずしも順風満帆だったわけではない」
解説
この言葉は、アメリカ経済と社会の底力への揺るぎない信頼を示している。バフェットは、過去に幾多の危機や困難があったにもかかわらず、アメリカは常にそれを乗り越え、成長を遂げてきたと強調している。短期的な波乱に惑わされず、長期的な繁栄の流れを信じることが重要であるという強い信念が、この言葉に込められている。
この名言の背景には、バフェット自身が体験してきた大恐慌、世界大戦、インフレ、金融危機など、アメリカが直面してきた歴史的な試練がある。彼は、一時的な混乱に過剰反応してアメリカ経済を悲観視するのは誤りであり、長期的な視野で見るなら常に回復と成長が続いてきたと考えている。本質的な強さに目を向けるべきだという教訓がこの言葉に凝縮されているのである。
具体例として、バフェットはリーマンショック後もアメリカ経済の回復力を信じて積極的な投資を行った。市場が恐怖に沈んでいた中でも、アメリカの企業と制度の持つ自己再生力を高く評価し、それに賭けた結果、巨額のリターンを得た。短期の混乱に惑わされず、長期の成長を信じて行動することの重要性を、この名言は力強く教えている。
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