「数式を携えたオタクには用心せよ」

- 1930年8月30日~
- アメリカ合衆国出身
- 投資家、実業家、慈善家
- 「オマハの賢人」と称され、長期的価値投資を実践して巨大投資会社バークシャー・ハサウェイを率いる。世界有数の富豪でありながら質素な生活を貫き、近年は資産の大部分を慈善活動に寄付することを誓っている。現代を代表する投資家として世界的に知られている。
英文
“Beware of geeks bearing formulas”
日本語訳
「数式を携えたオタクには用心せよ」
解説
この言葉は、複雑な数式や理論でリスクを過小評価させようとする者たちへの警告である。バフェットは、数式やモデルがどれほど精緻に見えても、現実世界の不確実性や人間心理を完全には捉えられないことを強く認識している。理論に頼りすぎることは重大な危険を招くという現実を、シンプルかつ鋭く表現しているのである。
この名言は、特に1998年のLTCM(ロングターム・キャピタル・マネジメント)破綻といった事例を背景にしている。LTCMは、ノーベル賞経済学者を含む天才たちが高度な数理モデルを駆使して運用していたが、現実の市場の変動を読み違えたために破綻し、世界的な金融危機を引き起こしかけた。バフェットはこの出来事から、頭脳の力を過信することの危険性を痛感していた。
具体例として、バフェットは複雑なデリバティブ商品や金融工学に対して常に慎重な姿勢を取り続けた。彼はデリバティブを\\「金融界の大量破壊兵器」\\と呼び、理解できないものには決して手を出さないという原則を貫いた。見た目の理論や数式に惑わされず、常に現実と常識を基盤に判断することの重要性を、この名言は力強く訴えている。
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