「青年の力とは、海辺で真っ裸で相撲をとって、強いかどうかのようなものだ。名誉や地位とかの武器をもって争うのは実力ではない」

- 1900年2月11日~~1958年4月2日(58歳没)
- 日本出身
- 創価学会会長(第2代)、教育家、実業家、数学者
原文
「青年の力とは、海辺で真っ裸で相撲をとって、強いかどうかのようなものだ。名誉や地位とかの武器をもって争うのは実力ではない」
解説
この言葉は、青年期における真の実力とは、肩書きや名誉といった外的要素ではなく、純粋な能力と人間力そのもので測られるべきだという主張である。「海辺で真っ裸で相撲をとる」という比喩は、余計な飾りや武器を取り払った状態での実力勝負を象徴している。つまり、環境や肩書きに頼らず、自分自身の力だけで立ち向かえるかが重要だという教えである。
戸田城聖は、戦後の混乱期において、青年に物質的条件や社会的立場ではなく、精神力と行動力で勝負する姿勢を求めた。当時、多くの人々は地位やコネに依存する風潮の中にあったが、戸田はそれを否定し、どんな状況でも己の力で生き抜く強さを身につけることこそ、未来を切り開く鍵だと考えていた。
現代社会でも、この思想は通用する。例えば、若い起業家が資金力やブランド名に頼らず、革新的なアイデアと実行力で成功を収める姿は、この言葉の体現である。真の力は、外的要因を失ってもなお発揮できる能力と人格に宿るという教えは、あらゆる時代の青年にとって指針となり得る。
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