「指導者になる人間は、何があっても読書を忘れてはいけない。私は『十八史略』を第三巻まで読んだよ」

- 1900年2月11日~~1958年4月2日(58歳没)
- 日本出身
- 創価学会会長(第2代)、教育家、実業家、数学者
原文
「指導者になる人間は、何があっても読書を忘れてはいけない。私は『十八史略』を第三巻まで読んだよ」
解説
この言葉は、指導者として成長するためには、生涯にわたって読書を続ける習慣が不可欠であるという教えである。「何があっても」という表現は、忙しさや困難を理由に学びを止めてはならないという強い決意を示している。また、自ら『十八史略』を第三巻まで読んだという具体例を挙げることで、自分自身も実践してきた姿勢をもって弟子や青年に示している。
戸田城聖が『十八史略』を取り上げたのは、歴史から指導の智慧や人間の行動原理を学ぶ重要性を強調するためである。『十八史略』は中国の長い歴史を簡潔にまとめた歴史書であり、権力の興亡や人間の栄枯盛衰を通じて、指導者に必要な判断力や先見性を養う格好の教材であった。
現代においても、この教えは有効である。ビジネスリーダーや社会活動家にとって、日々の忙務に追われながらも、歴史や思想、専門分野の読書を続けることは洞察力と判断力を磨く源泉である。戸田の言葉は、指導者を志す者にとって「学び続ける姿勢」こそが信頼と実力を築く土台であることを示している。
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