「平和主義者は、その国と人類に対する裏切り者であり、最も残忍な悪事を働く者と同様である」
- 1858年10月27日~1919年1月6日
- アメリカ出身
- 政治家、軍人
- アメリカ合衆国第26代大統領を務め、進歩主義改革や自然保護政策を推進し、パナマ運河の建設を支援した
英文
”The pacifist is as surely a traitor to his country and to humanity as is the most brutal wrongdoer.”
日本語訳
「平和主義者は、その国と人類に対する裏切り者であり、最も残忍な悪事を働く者と同様である」
解説
この名言は、セオドア・ルーズベルトが平和主義に対して批判的な見解を示したものである。彼は、無条件に戦争を否定する平和主義が、結果として国や人類に対して危険をもたらす可能性を懸念していた。この言葉には、正義を守るためには戦いを避けてはならないという信念が反映されている。特に、他国の侵略や不正義に直面した際に行動しないことは、間接的に不正義を助長する行為だと考えられている。
この考え方は、現代の国際関係や安全保障の議論にも通じる。たとえば、侵略や人権侵害に直面した場合に、他国が平和を理由に介入を拒むと、被害が拡大する可能性がある。この名言は、平和主義の限界と、正義のために行動する責任についての議論を促す。
具体例として、第二次世界大戦前のヨーロッパにおける宥和政策が挙げられる。ヒトラーの侵略に対して消極的な対応を取った結果、事態は悪化し、より大きな戦争を招いた。このような歴史的事例は、ルーズベルトの言葉が警鐘としての価値を持つことを示している。一方で、この名言は平和主義そのものを否定するものではなく、不正義に対する無関心や怠惰がもたらす危険性を強調していると解釈できる。
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